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F通信note版

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川崎フロンターレ公式アプリ「モバイルフロンターレ」内の「F通信」よりピックアップした記事や映像をお届けします。
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2023年10月の記事一覧

【F通信】待ってたぞ! ジェジエウの復帰!

圧倒的な対人の強さとスピード。圧倒的な身体能力を武器と守備技術を駆使して最終ラインに君臨するジェジエウは、ワールドクラスのディフェンダーと言っても過言ではないだろう。それだけスーパーな選手がシーズン序盤戦で離脱してから、約7ヶ月ぶりにACLグループリーグ第3節のBGパトゥム・ユナイテッド戦の公式戦で復帰したのだからテンションが上がらない者はいないはずだ。 ただ、ここまで歩んだ道のりは険しかった。復帰できても再び離脱をしてしまった時期もあれば、何回も膝に溜まった水を抜く処置し

【F通信】山根視来の熱いハート

声を張り上げて常に感情を剥き出しにして戦う山根視来は、見ていて気持ちいいくらい熱いハートを感じる選手だ。また、プレー面も半端ない運動量で上下動を繰り返し、ときには内側に入ってビルドアップに関与。そして1対1の守備はクリーンに対応して、攻撃時になれば敵陣の深い位置まで走り込んでいく。そんなアグレッシブなプレースタイルがフロンターレの攻撃力を高めている。 ただ、今シーズンの序盤戦は色んなことを考えることが多い時期もあった。昨年のカタールワールドカップ日本代表メンバーに選ばれたこ

【F通信】大南拓磨のポジティブ思考

いま最終ラインで存在感を発揮しているのが大南拓磨だ。自分の判断に自信をもってプレーし、対人やスピードを生かして相手の攻撃を制圧。「守備で迷わなくなった」(大南)ことで思い切り自分のプレーを表現し、直近6試合で4勝しているチームに大きく貢献している。 プレー面が素晴らしいのは言わずもがなだが、特筆すべきは過密日程になろうとも常に100%に近いパワーを出せること。夏の暑い時期でも試合間隔が短かろうが、全力で走り続けていた。そのタフネスの根源にあるものとは…。大南は言う。 「も

【F通信】橘田健人 勝利へと導くために

ACLグループステージ第2節の蔚山現代戦。フィジカルを生かして戦ってくる相手に対し、多少の体格差があろうとも怯まずに戦ってハードワークを続けて強気な判断でゴールへと向っていく。そんな攻守で広い範囲を動き回って、チームの支えになっていた背中は、橘田がキャプテンに就任した今シーズンの開幕当初に掲げていた姿そのものだった。 「『キャプテンですごいね』ではなく1人の選手として『すごい』と言われたい。キツいときでも戦う、声も出す。そう思ってもらえる選手になりたい。だから変にキャプテン