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【F通信】名願斗哉 プロデビューから約3ヶ月後の変化


3月8日(水)、ルヴァンカップ グループステージ第1節の清水戦のスタメンに高卒ルーキーの名願斗哉が名を連ねた。高揚感と緊張感──。2つの感情が同時にこだまするプロデビューの瞬間だった。しかし、結果は自分のよさである積極的なドリブル突破を発揮することができずハーフタイムで途中交代。試合後のミックスゾーンの表情から悔しさが伝わってきた。

「初めて試合に出て、ゲームに入り切ることができなかった…。自分の力を出すことができなかった…」

あれから約3ヶ月。清水戦以降公式戦のピッチに立つことはなかったが、あの経験があったからこそ成長した点もある。状況判断をしてドリブル突破をしかけたり、ボールを受ける前の動き出しから相手よりも優位性をとることも整理されてきた。そして、大きく変わったのが心の芯。

「試合に“出たい”ではなくて“早く試合に出てフロンターレの力になる”という覚悟をもってやっていきたい」

ただ単に試合に出るだけではなく自分がチームを勝利へ導くためには何をしたらいいのかを考えながら日々の練習に臨んでいく。そんな矢印を自分に向けて取り組んでいるからこそ大きな学びから成長につなげることができているのだろう。

6月14日(火)の練習ではガツガツしたプレーで週末に控えているルヴァンカップグループステージ第6節の湘南戦に“出るんだ”という気持ちがひしひしと伝わってきた。もちろんメンバーに入るかも分からないが、あの日の悔しさを晴らすような颯爽としたドリブル突破を見せてほしい。

(高澤真輝)

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