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【F通信】田邉秀斗「1年目、2年目に比べて戦える材料は増えた」

2022年の夏から千葉へ育成型期限付き移籍していた田邉秀斗選手が、両クラブ・選手合意のもと期限付き移籍契約を解除し、フロンターレに復帰することが決まった。そんな田邉が公開練習後のミックスゾーンで思いを語った。

怪我人が続出しているフロンターレ。そこで白羽の矢が立ったのが昨季の夏から千葉に育成型期限付きで加わっていた田邉秀斗だった。

「去年の途中で千葉に行って成長することができましたし、今年は1年を戦ってJ1昇格を目標に残りました。その気持もあったので悩みましたが、いつ戻れるか分からない状況で戻れるチャンスがあるなら掴むべきだと思って決めました」

昨季、千葉で披露していたプレーの数々は印象的だ。攻撃でアクセントになるプレーを繰り出すこともでき、守備時には球際で戦ってマイボールにしていく。昨年は『ベストヤングプレーヤー8月』に選出されるなど、J2で結果を残し続けたことで、より自信を深めていった。

「自信ができたぶん、フロンターレにいた1年目、2年目に比べて戦える材料は増えたと思っています。自分のよさだけではなくて、あの当時にできなかったことにも挑戦してできることを増やしていきたいとも思っています」

試合で様々なことを経験し、学ぶことでプレーの基準も上がった。練習中も「1年目のときよりも恐れずに千葉でやれていたことをやれる感触もある」と本人も話すように成長した姿が麻生グランドにはあった。

週末に迎えるC大阪戦に向けても「どんな形で試合に絡んでもチームのためにやりたいです。そのための準備を続けていきたいと思っています」と田邉。チームが勝利をつかむために最善の準備を続けていく。

(高澤真輝)

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