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【F通信】フロンターレVer.2024 始動


1月12日。練習前のミーティングでは鬼木達監督が「タイトルを獲るためには強度や技術をもう一段上げていかないといけない」と力強く話して、2024年のフロンターレが始動した。初日から2部練習を実施し、午前・午後ともにフィジカルやボールを使ったトレーニングで汗を流した。

今年は多くの新加入選手が加わったが、誰一人として浮いている選手はいない。それぞれが積極的にボールや口で言葉を交わして笑顔が多く見られた。フロンターレは新しい選手を受け入れる暖かい雰囲気がある。G大阪から加入した山本悠樹が「選手たちはすごく優しいし、よくしてくれているので少しずつ馴染んでいきたい」と話せば、ブラジル人FWのエリソンも「チームメイトも快く迎え入れてくれましたし、素晴らしい環境のなかでできているなと感じた。これから先、たくさんのいいことが待っていると思う」とニヤリ。まだ始まったばかりではあるが、それぞれが自分らしさを表現できるような環境を作ることができているのもフロンターレらしさの一つと言えるだろう。

今シーズンの開幕は約1ヶ月後に開催されるACLラウンド16のアウェイ・山東泰山戦。悲願のACL制覇も含めて目指すのはもちろんタイトルだ。そのために、これまで技術で相手と差を付けながら勝利を重ねてきた土台をブラッシュアップし「今まで以上に流動性やモビリティが出るサッカーができればなと思っている」と鬼木監督。指揮官とともに積み上げてきたものに加えて新たなに加わった選手とスタッフの力が融合するときフロンターレVer.2024の強さを発揮することができるはずだ。

(高澤真輝)

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