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【F通信】際 のびしろ

「30歳ですが、まだまだ伸びシロを感じています」

そう言って目をギラつかせていたファンウェルメスケルケン際。スタッフも入れ替わり新しいものを吸収できるチャンスでもあり、初のJリーグ挑戦となった昨シーズンで得たものを存分に生かすとき。それが際にとっての2年目である。

そんな際が沖縄キャンプから取り取り組んでいるのがスプリント能力、瞬発力向上を狙ったトレーニング。自分の体と相談して全体練習後に新任の松本圭介アシスタントコンディショニングコーチ(以下:松本AC)とともにリズミカルなステップなどで体の動作に刺激を入れている。

「サッカーもそうですが、野球でも最初の1、2歩が大事。その野球業界にまっちゃん(松本AC)がいたので、その面の知識やメニューを取り入れてくれて走り出しや、力の伝え方や加えて90分間を戦っていくなかで無駄な力を減らす面でもプラスに働いていくので自分にも吸収できるものがあるんじゃないかなと思っています。1年目はガムシャラでしたが、2年目はもう少しスマートにより効率的に体を使って戦っていきたいです」

松本ACだけでなく新しく加わったスタッフ陣から学ぶことも多く、際にとって充実した日々を送られているようだ。

「長谷部さん(長谷部茂利監督)を含めてスタッフの方々が、より具体的に言語化して論理的に話してくださるので頭に入っていきやすいです。また体の面でも新しく入ったオカちゃん(岡本光史トレーナー)と話していてもロジカルに言語化してくれるので納得しながら取り組めています。このメンバーなら自分をもっと伸ばしていける感覚があるからこそ伸びシロのある1年だと思っています」

際の言葉の節々から感じられるワクワク感。今シーズンはどう成長し、どんな姿に変貌していくのだろうか。着実にレベルアップの階段を上がっていってほしい。

(高澤真輝)

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