【F通信】ジェジエウ サポーターと一緒に
「僕にとってフロンターレは“アイラブユー”」
2019年からフロンターレに在籍して育んだクラブ愛はシーズンを重ねるごとに大きくなっている。
今シーズンの序盤戦で負傷して治療のためブラジルへ帰国して全体練習に復帰したのは約7か月。それまでに膝の水を何回も抜いたし、変わり映えしないトレーニングと悶々とした日々を送った。それでもフロンターレの試合を欠かさずチェックして「強くなった姿で帰ってチームの力になりたい」と懸命に体の強化とバランスを整えるトレーニングに打ち込んだ。そうやって歯を食いしばって踏ん張れた背景には、いつも熱い声援を送ってくれているサポーターたちへの思いがあった。
「フロンターレのサポーターは自分たちを後押ししてくれて熱く応援してくれる。そんな方々の前で再び自分がプレーするために復帰するんだ、このピッチで素晴らしいサッカーを見せて一緒に喜びを分かち合うんだ、というモチベーションで取り組んでいました」
そして10月上旬にチームに合流すると練習中からパワフルにプレー。「スタートから行けるようにしっかり準備をしていきたい」と話すように徐々にコンディションも向上中だ。公式戦もACLEリーグステージMD4の上海海港戦から途中出場でピッチに立つようになると気迫を前面に出す守備で相手の攻撃を制圧するなど存在感も発揮している。
今シーズンは残り2試合。ACLEリーグステージMD6の山東泰山戦は勝てば16強へ大きく前進する。スタメンでも途中出場でもジェジエウはフロンターレにとって大きなパワーになってくれるはずだ。
「サポーターの皆さん、一緒に素晴らしい試合をしましょう」
全員が一丸となり勝利をつかみにいく。
(高澤真輝)