【F通信】山田新 刺激
昨シーズンはリーグ戦38試合に出場して19ゴールを記録。得点ランキング日本人トップタイの成績を残してエースとして覚醒した1年となった。もちろん今シーズンに懸かる期待は自然と大きくなるが、期待が大きければ大きいほど乗り越えて力強く逞しくなっていくのが山田新という男である。
沖縄キャンプ中も自分に矢印を向けて意識高く取り組み、長谷部茂利監督の指導にも新鮮味を感じながらも楽しんでいる様子。そのなかで刺激になっているのが全体練習後に行われている自主トレで大黒将志コーチを中心に行われているシュート練習。現役時代、公式戦540試合出場、222得点をマークして日本代表でも2005年W杯アジア最終予選の北朝鮮戦で試合終了間際に決勝ゴールを奪うなど得点感覚に優れたストライカーの指導は多くの刺激を受ける時間となっている。
「オグリさん(大黒将志コーチ)に、また去年とは違う角度から教えていただけているので刺激もあるし、動き出しの面でも新しい発見があります。動き出しだけでなくコンディショニング面など色んな話を聞きながらやれていますし、今までやってきたことの確認もできているので学びのあるキャンプが送れています」(山田新)
あと少しで沖縄キャンプも折り返し。「シーズンを通して怪我をしない体作りをしていくのも大事になるので土台をしっかり作っていきながら開幕戦のACLEをより意識してやっていきたいです」と山田が話すように個人としてもチームとして最高の準備を続けていく。
(高澤真輝)