【F通信】大島僚太 一歩一歩
先週から全体合流をしている大島僚太が楽しそうだ。ボールを止めて蹴ってマークを剥がしたり、狙いすましたシュートでゴールネットを揺らしたり、チームメイトとプレーを擦り合わせる作業や取材中の表情を見ても充実していることが伺える。練習試合にも短い時間ながらも実践に復帰し、一歩ずつ少しずつ完全復活への道を進んでいる。
「練習試合では、久しぶりに試合の雰囲気を感じられて懐かしい感じがした。個人として10分から25分ぐらいピッチに立てたの収穫だし、1つの自信にもなった。もう少し選手たちと、もっとこうしたほうがいいと話し合っていきたいし、そのなかで難しい課題が出たほうがチームはいい方向に進んでいくと思う。そういう意味でも、いい時間を過ごすことができているのではないかと思っています」
焦らずじっくりと。「練習をして毎日のコンディションと相談しながらやっていきたい」と話すように徐々に強度を上げながら、トレーニング中では判断や技術の高さを見せ、練習見学に来ているサポーターをワクワクさせている。
「色んなものを整理して積み上げていきたい」とは大島の言葉。1つずつ積み上げて、また背番号10がピッチに立つ姿を楽しみにしたい。
(高澤真輝)