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中村憲剛インタビュー(note版)

2020年シーズンのJリーグ、第25節FC東京戦マッチデープログラムに掲載された中村憲剛のインタビュー原稿を、note版として加筆修正し期間限定で公開します。

このインタビューを行ったのは10月末のことで、11月1日に彼が現役引退を発表することは私もまだ知りませんでした。

でも今思い返してみると、2020年に入ってから次のキャリアや育成に興味があるといった話をよくするようになった気がします。

天皇杯決勝G大阪戦には出場しませんでしたが、現役選手としてのラストイヤーはまさに中村憲剛史上最高のシーズンでした。

ひとまずゆっくり休んでください。そして、また違った形で活躍する姿を楽しみにしています。

ちなみトップ画像は12月31日、現役最後のトレーニングを終えて「麻生グラウンドをバックに撮ろう」という本人のリクエストで撮影したカットになります。

(川崎フロンターレ・オフィシャルライター麻生広郷)


大事なのはぶれずに戦い抜くこと
感謝の想いが伝わるプレーを見せたい


長い期間のリハビリを乗り越え、背番号14が等々力のピッチに戻ってきた。
類まれな戦術眼で試合状況を分析し、対戦相手の急所を突くプレーでチャンスを演出する。
プロ入り18年目。今の自分に何ができるかを考え、その思いをピッチで示す。

(本文)
──リーグ戦は残り10試合となりました。チームの現状をどうとらえていますか?

「再開後からリーグ戦10連勝して、再び連勝が続いて名古屋に勝って11連勝して、自分たちで記録を塗り替えることができました。ただ、記録を目標に頑張ってきたわけではないです。個人的には一度目の連勝はほとんどチームの中にいなかったですけど、二度目の連勝のときもスタッフを含めた全員でベクトルを合わせて目の前の試合に全力で臨めたと思います。11連勝をかけた対戦相手が一度負けた名古屋で、そこで初めてオニさん(鬼木監督)がはっきり11連勝を目指そうとみんなに話して、記録を意識して勝ち切れたのはチームのたくましさというか、チームがどんどん成長しているのを感じます」

──中村選手個人としては、二度目の連勝のスタートとなった清水戦(第13節○川崎5-0清水)で約11ヶ月ぶりに復帰しました。

「あの試合はみんなが点を取ってリードしてお膳立てしてくれて、変にプレッシャーを感じることなく気持ち良くピッチに入ることができました。さらに自分自身も点を取れて、チームの勢いに加速をつけられたんじゃないかなと。そのあと横浜FC戦(第18節○川崎3-2横浜FC)で今年初スタメンで45分、仙台戦(第21節○川崎1-0仙台)で65分ぐらい出場して、段階を踏んでオニさんに使ってもらえたのでコンディションも徐々に上がってきました。それから新記録がかかった名古屋戦(第23節○川崎3-0名古屋)でスタメンで出してもらえて、それはもう意気に感じて『絶対勝つ』っていう思いでしたね。ただ、そこまでつなげてくれた仲間たちのおかげであって、かつてない責任感がありました。でも、その負荷すら自分自身が成長するためのエネルギーになりました」

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