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【マッチデープログラム371】2021.3.10Jリーグ第3節vs徳島ヴォルティス

川崎フロンターレのホームゲームで販売されている試合観戦ガイド「オフィシャルマッチデープログラム」を、note版としてお届けします。

本誌とは若干構成が変わり、記事ページを中心に本誌には掲載されていない試合前選手コメントや加工前のオリジナル画像もアップされています。

今節はリーグ第3節徳島戦です。

試合会場にお越しいただいた方も、試合会場にお越しいただけない方も、ぜひ観戦のおともにお手元のスマートフォンまたはタブレット、PCでご覧ください!

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■インタビュー:田中碧
「プレーの幅を広げ、調子の波を減らす
もっとスケールの大きな選手になりたい」

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ピッチを縦横無尽に駆け回り、攻守にダイナミズムを加える。 地道に努力を続け、今やチームの中盤に欠かせない存在となった。 しかし彼が到達を目指すレベルは、まだまだ先にある。

――シーズン開幕を迎えるにあたり、何か感じていたことはありますか?
「開幕まであっという間だったなという感覚です。1月1日に天皇杯があってオフシーズンも短くて、すぐにキャンプに入ったので体力的にけっこうきつかったなと。今は新シーズンを迎えるにあたり、全体的にレベルアップできるようにしたいと思っています」

――具体的にどのあたりをレベルアップしたいですか?
「まずはどの試合でも一定以上のパフォーマンスを出したいです。連戦時のコンディション維持を含めて、あまり状態が良くなくても自分のプレーを出したいですし、逆に良いときはもっと圧倒的なプレーをしたいと思っていま
す。プレーの幅を広げるのと同時に、調子の波を減らしていきたいです」

――昨シーズンは多くの試合に出場しました。何かつかんだものはありますか?
「去年初めてシーズンを通してコンスタントに試合に出て、良いときも悪いときもありながら自分なりにいろいろ考えながらプレーしていました。充実していたので1年間が長く感じましたし、そこで結果を出して数多くの試合に出られたことは良かったです。自分自身のプレーに満足することはないですけど頭の中が少しずつ整理されて、シーズン終盤は自分のやるべきことが明確になってきました。最後の方になってやっとすっきりした気持ちでプレーできた感じがします」

――今シーズン、チームが始動し、新加入選手も加わりました。沖縄でのトレーニングキャンプを通して感じたものはありますか?
「もちろんチームとしてああしたいこうしたいというのはあるんですが、その前に自分が試合に出るためにはチーム内での競争があって、日々の練習もそうですし試合でいいパフォーマンスを出し続けなければいけません。より圧倒的な存在になりたいと思っているので、まずは自分自身にフォーカスすることが大事だと思っていました」

――公式戦初戦のゼロックス杯はいかがだったでしょうか。
「お互いに今シーズン初戦で相手に関しては新しいフォーメーションだったので、お互いに探り探りの部分があったと思います。強度が高く引き締まった試合だったかというと、まだこれからという段階だったのかなと。G大阪とは昨年タイトルがかかった中で勝負をしているので、その試合と比べるとお互いにもっとできるんじゃないかという感覚があったと思います。勝ったことはすごく良かったですが、この強度、質ではJリーグ、ACLは勝ち抜くことはできないと感じました。ただ公式戦初戦ということでどうしようもない部分もありますし、Jリーグ開幕前に1試合できたことは自分たちにとっては有意義なゲームでした。いろいろなことに気づけて良かったです」

――個人のパフォーマンスとしてはいかがでしょうか?攻守に絡んでいた印象ですが。
「良いところは出たと思いますが、ミスも多くて相手にボールを奪われるシーンもありました。僕自身としては強度の部分も含めて、もう一段階二段階レベルアップできるんじゃないかなと感じています。まだまだ足りないと思っています。ただ、得点シーンに絡むことができましたし、勝負を決めるプレーに関われたことは良かったです」

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