【Voice!】ACL・GS第6節蔚山現代戦公式会見12月11日
鬼木達監督
高井幸大
──明日の試合に向けてひと言よろしくお願いします。
鬼木監督
「まずチームとして年内最後の活動になるので6連勝で、勝って終わりたいです。アウェイの難しいゲーム、日程的にも苦しいところはありますが、チーム一丸となって勝ちたいと思っています」
高井
「鬼木さんが言ったとおり、今年最後の試合です。必ずいい形で終われるように頑張りたいです」
──明日の試合が今年の52試合目です。チームの成長をどう見ていますか? また、試合でその成長をどのようにぶつけたいですか?
鬼木監督
「自分たちのやりたいサッカーはありますが、天皇杯決勝はそれができなくても勝利で終わることができました。もちろん明日も厳しい戦いになると思いますが、自分たちは我慢強く戦うところで成長してきました。ただ、目指すのは我慢よりもアグレッシブに戦って勝ちにいくこと。天皇杯決勝はもっと自分たちからアクションを起こしたい思いもあったので、今回は自分たちからアクションを起こす戦いをしたいと思っています。
──アジアのクラブランキングを考えると重要な試合になります。その一方で天皇杯決勝から中2日のゲームということもあり選手選考も難しいと思います。どういう考え方で選手選考したいですか?
鬼木監督
クラブランキングのポイントについてはまだ憶測の部分がありますし、自分たちとしても確認をしています。そこに関しては自分から何かお答えすることはできません。ただ、自分たちの結果で次の決勝トーナメントにどのチームが参加するのかが決まるので、重要な試合であることは間違いないと思います。120分戦って、なおかつ中2日なので最後の最後までコンディションを確認して挑みたいです。
──川崎にとって蔚山戦はフィジカル的にもメンタル的にも厳しい戦いになると思います。天皇杯決勝では120分間+PK戦を戦い疲労もあって精神的な疲れもあると思いますが、勝利を得るために鬼木監督が選手に呼びかけたいことがあれば教えてください。
鬼木監督
「繰り返しになりますが1年間の最後のゲームになるので、とにかくチーム全員で強く勝利を求めたいです。選手それぞれが1年間頑張ってきたので、個人個人の成長を思い切り出してアピールしてほしい。それをチームの力にし、集結させて試合にもっていくが自分の仕事です。また、このチームでできる最後のゲームにもなるので、とにかく思いを込めて全員で勝ちたいと思っています。
──高井選手へ。チームの雰囲気や勝利への意気込みを聞かせてください。
高井
「選手同士で明日の試合について多くを話しているわけではないですが、選手1人ひとりが明日の試合の重要性を分かっています。今日の練習での確認も大事になるし、試合に全力で挑みたいです」
──高井選手にとってACLはプロで初めて出場している大会です。もし出場するとしたらどんなプレーを見せたいですか? また鬼木監督が高井選手に期待していることを教えてください。
高井
「対戦相手の蔚山はとても組織力があり、前線にいろいろな特徴をもった選手がいます。その選手たちを抑えられるように全力で挑みたいです」
鬼木監督
「とにかく若さを出して、どんどんアグレッシブにやってほしいです。守備で言うと受けるのではなく、自分からチャレンジすることが彼のよさなので、怖がらずにどんどんチャレンジしてほしいです。まだまだやらなければいけないところもありますが、高さの強みや競ったあとカバーもできる選手なので集中してやってほしいです。あとは、攻撃でも楽しんでやれる選手の1人なので、どういう心の持ちようで挑めるかが重要になる。チーム全員でサポートしながらやっていければと思っています」
──高井選手へ。天皇杯決勝で優勝して喜んでいるチームメイトを見て、どんなことを思ったのか。これからのサッカー人生にどう生かしていきたいか教えてください。
高井
「1年を通して難しいシーズンでしたが、天皇杯という大きな大会で優勝して、みんなが嬉しそうな顔をしていたので自分も嬉しかったです。ただ、決勝の舞台に立てなかった悔しさもありますし、まだまだ実力不足だと思っています。この悔しさはこれからのサッカー人生においていい経験になったのではないかなと思っています」
以上