【F通信】高井幸大 絶対的な存在に
パリ五輪の激闘を終え、フロンターレに帰ってきた高井幸大。前節のFC東京戦は勝負を決定づけるヘディングシュートを決めて勝利に貢献した。J1第14節 鳥栖戦でプロ初得点を挙げたが勝点3には届かなかったからこそ嬉しさも格別だった。
「勝利に貢献できるゴールを決められてよかった。やっぱりゴールを取って試合に勝つのは嬉しいですね」
プロ3年目を迎える今シーズン。U-23日本代表とJリーグでの経験を経て、逞しく成長を遂げているが本人は「まだまだですよ」と自分に矢印を向けている。目指す場所であるチームにとって絶対的な存在になるために。
「これはずっと変わらず思っていることだが、声で前の選手を動かせるようにならないと。いまの自分に1番足りていないところなので、より意識していかないいけない。センターバックというポジションは動きすぎてもよくないので、前の選手を声で動かしていく必要がある。そういった声の質にプラスして周りを鼓舞するような声で雰囲気を締めるのも大事。自分のもっている力を発揮してチームに貢献できるようにやっていきたいし、チームのDFリーダーにならないといけない」
チームは3連勝して今週末に迎えるのが横浜FM戦。「強い相手との試合なので気を引き締めて頑張りたい。ディフェンスの選手として無失点で終わることも大事にしたい」と高井が意気込むように、パリ五輪から復帰後初の等々力のピッチで勝利を手にしてほしい。
(高澤真輝)