
齋藤学×宮代大聖クロストーク(再掲)
2020年シーズンのマッチデープログラムに掲載された齋藤学選手と宮代大聖選手の対談を、note版として加筆修正し公開します。
齋藤選手は日頃の練習から声を出してチームを盛り上げ、周りが気を遣って言えないようなこともあえてストレートに発するので、先輩後輩に関係なく何かと助かる存在だったと思います。
そんな齋藤選手を見て、宮代選手は良いところはしっかりと学び、そうではないところはちゃんと控えるといった大人な対応をしていました(10歳年下なのに…)。
2020年は良いことばかりではなくて悩みも多いシーズンだったと思いますが、2人とも「これが自分だ!」というプレースタイルを持っていて、チームとしての使いどころが定まれば爆発的な力を発揮してくれるはずなので、新しいチームでどんなプレーを見せてくれるのか今から楽しみです。
(オフィシャルライター 麻生広郷)
齋藤学選手と宮代大聖選手。年齢差はありますが、チームの盛り上げ役、そしてピッチ外でも後輩を気にかけてくれる齋藤選手のことを、宮代選手は兄貴分として慕っているようです。
──2人は年齢も離れていますし、あまり接点がなさそうなイメージがありますが。
齋藤「めちゃくちゃ接点ありますよ。マネジメント会社が一緒だし、去年(2019年)のキャンプのときにタイセイが1年目で同部屋だったからいろいろ話をしました」
宮代「沖縄キャンプですよね」
齋藤「そうそう、2人部屋でね」
──年齢的には10歳違いますね。
宮代「大先輩です」
齋藤「タイセイが10歳下で、ケンゴさん(中村憲剛)が10歳上。でも、接し方はどっちもそんなに変わらないかな」
宮代「マナブ君がケンゴさんに対して遠慮なくいじってるのを見て、じゃあ同じようにマナブ君に接していいんだって勝手に思ってます(笑)」
齋藤「いやいや、ちょっと待って。俺、ケンゴさんのことめちゃくちゃリスペクトしてるよ。めっちゃ敬ってるって」
宮代「リスペクトした上での接し方ってことですね」
齋藤「マークを外す動きの練習のときケンゴさんがめちゃうまくて、瞬間的に相手からすごく距離を取ったんですよ。で、『あれってどこ見てたんですか?』って聞いたら目だって。相手の目を見て瞬間的に動くんだって。やばいでしょ、あの人」
宮代「やばいっすね」
齋藤「ケンゴさんの懐の深さもあるけど、リスペクトがあるからこそ『あのプレー、どうやったんですか?』って聞ける。『あのときのクロスって、ここで合ってますよね?』とか。俺自身もクロスを上げるときにタイセイが中にいることがあるから、こういうときはここにいないと出しづらいよってことは言ってる」
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