【F通信】脇坂泰斗 突き抜ける
卓越したボールコントロールと創造性のある一つひとつのプレーで数々のチャンスをクリエイトする脇坂泰斗。昨季はリーグ戦9ゴール6アシストという成績を収めてJリーグベストイレブンにも輝いた。
今季も沖縄キャンプから圧倒的な技術や質の高いプレーを披露し、新キャプテンにも就任。「上手い選手が体を張って戦っている姿を見せることで、チームにエネルギーを与えてくれる。ヤス(脇坂)が成長するためにも必要なことだし、上手いだけではない選手にどんどんなっていってほしい」と鬼木監督も期待を寄せるように、プレーを含めた様々な面でフロンターレを引っ張っていくのが2024年の脇坂である。
「キャプテンになったからと言って特別は変わらないですが、チームがいい方向に向くための振る舞いやプレーで引っ張っていきたい。そこは引き続きやっていきたいです」
そのなかでチームを大事にしながらも、個人としてJリーグで圧倒的なパフォーマンスをして勝利だけを求めていく。
「いち選手として突き抜けていくことが大事だと思っているので、そこにもフォーカスしてやっていきたいです」
副キャプテンにはキャプテン経験のある小林、瀬古、丸山に加えて、人の心を動かせるプレーヤーの山田もいる。頼りになるメンバーと一緒にチームの先頭を走り、目指す場所にたどり着くためにも全身全霊で新シーズンに臨む。
(高澤真輝)