【Voice!】ACLEリーグステージMD4 上海海港戦公式会見11月4日
■川崎フロンターレ
鬼木達監督
山田新
──試合に向けての意気込みをよろしくお願いします。
鬼木監督
「いま自分たちが置かれている立場からすると勝点3が必要なゲームになります。とくにホームゲームなので、選手、サポーターとともに何がなんでもリーグステージ突破に必要な勝点3を勝ち取りたい思いです」
山田
「リーグステージ突破に向けて勝点3が必要になると思っています。ホームゲームでもあるので全員で勝点3を取りたいです」
──鬼木監督へ。リーグ前節の鹿島戦後、選手に厳しい話をしたそうですが、上海海港戦に向けてどのようなアプローチをしていますか?
鬼木監督
「鹿島戦から多くの時間があったわけではないので多くのことはできていませんが、自分たちのやるべきことをやろうと話しています。鹿島戦は相手のうまさもありましたが、フォーカスすべきは自分たち。自分たちがやるべきことをやれば失点は防げたと思います。ホームなので自分たちのサッカーを貫き通せるかどうかだと思っています」
──山田選手へ。上海海港戦に向けてどのような形で得点を取るイメージを持っているのか聞かせてください。
山田
「鹿島戦は自分たちの守備の緩さから失点してしまったので、自分たちのいい守備から得点につなげられたらと思っています。クロス対応や背後のスペースに隙はあると思うのでチャンスを決め切りたいです」
──鬼木監督へ。現在公式戦9試合連続失点中ですが、守備でどのような点に問題がありますか? またどう修正していこうと考えていますか?
鬼木監督
「相手に上回られてやられているのであれば仕方ないですが、そうではないところでやられているので我慢強さが必要です。守備だけではなくて攻撃の選手も守備をしなければいけないですし、チームの守備の時間を減らすためにも、もっともっと攻撃的に戦うほうが重要だと思っています。失点に関しては相手にとってラッキーなこともあれば、自分たちのエラーが伴うものでもあるので、得点で上回らなければいけないと考えています」
──山田選手へ。失点が多いなかで前線からの守備も大事だと思います。守備で修正したい点があれば教えてください。
山田
「前の選手としては相手のパスを出す選手に対してもっと寄せなければいけないですし、後ろの選手はもっと潰さなければいけない場面もあると思います。1人ひとりが自分のタスクに責任をもってやらなければいけないと思っています」
──鬼木監督へ。上海海港は先日スーパーリーグで優勝をしました。どんな印象を持っていますか?
鬼木監督
「中国リーグのなかでも非常に力があるチームのひとつだと思っています。スーパーリーグで優勝したのは必然ですし、得点数を見ても破壊力があります。何かひとつ抑えれば勝てる相手ではないですし、全員でハードワークしないと太刀打ちできないと思っています。ただ自分たちも自信をもって戦うことが非常に重要です。ホームなので勇気をもって挑むことが勝敗を分けると思っています」
──山田選手へ。方式が変わって大会の規模が大きくなりました。一方で日本ではあまり注目度が上がっていないのが現状だと思います。選手としてACLEに対してどのような意義で臨んでいますか?
山田
「ACLEのタイトルはクラブとして獲ったことがないので、勝ち取りたいという強い思いがあります。個人としてもJリーグと違っていろいろな国のチームと対戦できるので、そういう相手に自分がどれだけできるのかというチャレンジの思いが普段のリーグ戦よりも強い大会です。平日開催ということもあって大会規模に対して注目度が上がっていないところはありますが、自分たちがレベルの高いサッカーをすればスタジアムに足を運んでくれる方も多くなりますし、自分たちがタイトル獲得に近づけば注目度も上がってくると思います」
──鬼木監督へ。上海海港のマスカット監督とは横浜FM時代にも対戦しています。Jリーグの監督だった頃との違いはありますか?
「アグレッシブさは変わらずありますし、人の動きも似ているところもあれば、より選手の個性を生かしている印象もあります。とくに外国籍選手を生かしている結果が得点力につながっていて、アグレッシブなサッカーをしてくる印象です」
以上