【F通信】高井幸大 全力青年
練習後の報道陣の囲み取材で、いつもほのぼのしていて和やかな雰囲気を作り出しているのが高井幸大。そのなかで、いつも口にする「頑張ります」。その言葉から感じるのは熱意や意欲。「僕はサッカーで手を抜いたことがないし、毎日全力でやっています」と話すようにトレーニングやピッチ外でもハードワークを続けている。そのすべては自分がレベルアップしていくため──。
「練習で自分の良さや課題を改善するために取り組むことはもちろんですが、より自分が活躍するためにはサッカーだけではなくてピッチ外のところも大切です。筋力トレーニングや食事を意識的に取り組んでいます。これからシーズンを通して戦い抜くためにも、自分が成長するためにも、どんな相手にも負けない体を作っていきたいです」
その根底にあるのはサッカーが大好きだという思い。海外サッカーを見て個人のプレーに注目して、自分に生かせるものはないかと考えるなど1日中サッカーのことを考えて生活をしている。それは試合に出ていても出られない状況になったとしても変わらない。常に全力でやることを大事にしてサッカーと向き合ってきているからこそ確実に成長につながっているのだ。
実際にリーグ前節の京都戦は久しぶりのスタメン出場を果たし、先日に行われたFC東京との練習試合では得点も記録した。どんなときも、やり続けてきたことが結果にも表れていている証拠でもある。
今週も週末に行われるリーグホーム最終戦である鹿島戦のスタメン入り、メンバー入りを果たすために全力でトレーニングに励んでいる。「強い相手との試合なので楽しみ。点も取りたいですね」と意気込む高井が熱いプレーを見せてくれることを期待したい。
(高澤真輝)