11月6日（日）、麻生区役所広場にてFIFAワールドカップカタール2022に出場するサッカー日本代表に選出された谷口彰悟と山根視来の壮行会「世界への想いをかたーる! 日本代表選手壮行会」が麻生区役所にて行われた。

至る場所に今までフロンターレに在籍した選手たちの横断幕が掲げられ、約1,000人のファン・サポーターが訪れた、このイベント。ステージ上に登壇した両選手は晴れやかな表情で「いかにもフロンターレぽい題名で落ち着く（笑）。こんなにもたくさんの方に集まっていただいて嬉しいですし、改めて頑張ってこないといけないなという気持ちです」（谷口）「こんなに沢山の方が来てくれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃ嬉しいです」（山根）と話し、2人の堂々とした凛々しい立ち姿は“日本を代表として戦ってくるんだ”という強い覚悟を感じた。

イベントは吉田明宏社長、福田紀彦市長の激励の言葉から始まり、司会者の高木聖佳さんを交えてのトークショーではメンバー発表当日の秘話や、会場に足を運んだ子どもたちからの質問などで2人のコンビネーション抜群の掛け合いを披露。笑顔が溢れる時間を過ごした。その中でも、クラブから贈呈された「どんな苦悩も喜びも2人で楽しんでほしい」というメッセージを込めてカタールの雄大な砂漠を感じることができる「なりきりラクダセット」を着用した場面は大盛りあがり。とてもキュートな2人が1つになった姿は、この日1番のシャッター音が会場に響いた。

そして最後にサポーターに熱く送り出された2人は、ワールドカップへの強い意気込みを語った。

「小さいときからの夢の舞台へのチャレンジ。日本代表として、川崎代表として戦っていきたい。自分たちの目標であるベスト8以上を達成できるように戦っていきたい。皆さんと1つになって戦いたいです」（谷口）

「これだけの方に応援されているんだということを今日は再認識しました。何も怖いものはない。自分ができることを全力でやる。それを舞台が変わっても表現するだけ。何かを期待して見てほしいです。頑張ってきます！」（山根）

フロンターレで数々の素晴らしいプレーを見せてきた2人。次は全世界が注目をするワールドカップでベスト8進出へ──。勝利のために躍動する姿に期待したい。

（高澤真輝）

■囲みコメント
谷口彰悟
「たくさんの方々に来ていただき、いよいよワールドカップが始まるんだなという気持ちになりましたし、日本代表として、川崎代表として戦ってくるんだというスイッチが入りました。ワールドカップではグループリーグを突破してベスト8に進むという、これまでできなかったことを自分たちで成し遂げたいと思っています。日本の力を世界に示す自信もあるので1つになって戦いたいです」

山根視来
「これだけの人が来てくれると思っていなかったのですごく嬉しかったです。自分がワールドカップを終えたときに楽しかったと心の底から思える大会にしたいと思っています。誰でも行ける場所ではないからこそプレッシャーも大きいと思いますが、ポジティブなエネルギーに変え戦っていきたいです」