沖縄キャンプから帰ってきたフロンターレは2月17日（金）の開幕戦に向けて麻生グラウンドにてトレーニングに励んでいる。

今シーズンはチームとしても新しい戦術にも取り組んでおり、より攻撃的なサッカーを見られるだろう。そんな新しい形をチャレンジしていくことで感じている楽しさとは。脇坂泰斗が言う。

「2020年に4－3－3に取り組んだときと似ています。最初は『これができるのかな？』と思ったところもやってみることがすごく大事。もしチームで『無理だろ』と思っても、まずはやってみる。それでダメだったらどうしたほうがいいのか考える。逆に『無理かな』と思っていてもできたなとか。そういった発見があるので、自分たちが前向きに実行してみることの楽しさを感じてますし、まだまだ成長の余地があるなという喜びも感じながらやれています。それに今まで積み上げてきたものは間違いなくありますし、今年も積み上げて勝てるチームにしていくことが大事だと思っています」

キャンプからもチームメイトとコミュニケーションをとり試行錯誤をしていくことで、どんどんブラッシュアップされていった。今シーズンも試合を重ねるごと1つひとつ積み上げていくことでレベルアップしていくはずだ。

そして開幕戦の相手は昨年のチャンピオンチーム横浜FM。金曜日開催はこの1カードだけということもあり注目を浴びる一戦にもなるだろう。「見てくれている多くの方がこの試合を見てくれると思います。そういった意味でも今年のフロンターレは強いと印象付けるだけでも大事。もちろん全試合が大事だけど、スタートダッシュという意味では開幕戦は大事です」とは脇坂の言葉。ホームの等々力で最高のゲームをして、2023年のJリーグを開幕から盛り上げていく。

（高澤真輝）