【マッチデープログラム375】2021.4.14.Jリーグ第19節vsアビスパ福岡
川崎フロンターレのホームゲームで販売されている試合観戦ガイド「オフィシャルマッチデープログラム」を、note版としてお届けします。
本誌とは若干構成が変わり、記事ページを中心に本誌には掲載されていない試合前選手コメントや加工前のオリジナル画像もアップされています。
今節はリーグ第19節アビスパ福岡戦です。
表紙インタビューは丹野研太、クロストークは宮城天と田邉秀斗の前編。試合に向けた鬼木監督メッセージ、試合のみどころ、対戦チーム紹介、試合前コメント、脇坂泰斗コラム、Q&Aふかぼり企画・遠野大弥といった記事を掲載しています。
試合会場にお越しいただく方も、お越しいただけない方も、観戦のおともに、試合の振り返りに、お手元のスマートフォンまたはタブレット、PCでご覧ください。
■丹野研太インタビュー
「チームの勝利のために自分の役割を果たし
その上で巡ってきたチャンスを生かす」
出場機会がなくともベンチから声を出し、チームを鼓舞し続ける。 チームのために何ができるかを考え、地道にトレーニングを積む。 巡ってきたチャンス。これまで培ってきたものをすべて出し切る。
──今シーズンは連勝でスタートすることができましたが、チーム状態をどのように見ていますか?
「去年のベースがある中で新しい選手が入ってきて、チームとしてベースアップに取り組みながら結果が出ているのは良いことだと思います。それだけで満足していない雰囲気もありますし、勝ちながら成長していきたいという姿勢は継続できているのかなと」
──丹野選手個人としてはフロンターレに加入して2年目ですが、何か考えていたことはありますか?
「去年は加入1年目で新しいチャレンジだったんですが、今年は去年からの継続で自分の状態を把握しながらパフォーマンスを上げることに専念できています。去年ソンリョンさん(チョンソンリョン)がほぼフル稼働という中で、今年は必ずどこかで自分にもチャンスが来るんじゃないかと意識しながら、今までどおりいつ出番が来てもいいよう準備していました」
──GK陣というグループとしてはいかがでしょう。
「雰囲気はすごく良いです。それぞれ各々のことを考えてトレーニングできている部分もありますし、去年の途中から今の体制になったんですが、すごく良い状態で取り組めていると思います」
──チーム内では上の年代になってきましたが、ピッチ内外での立ち位置の変化はありますか?
「どうなんでしょう。自分で言うのも難しいですけど。上の選手が多少抜けて新しい選手が入ってきて、全体的に若くなったのは間違いないです。その中で年長者それぞれに役割みたいなものがあって、ピッチ外では年齢がだいぶ離れているヤス(脇坂泰斗)やアオ(田中碧)とか平気でイジってきますけど(笑)、それはそれで全然問題ないです。まぁ去年からの継続で、自分の発言や行動をチームに還元できたらいいなと思っています」
──チーム全体としてオンとオフの切り替えがしっかりしていて、メリハリがある雰囲気ですね。
「そうですね。基本的にすごく真面目でサッカーに取り組む意識が高くて、だからといってギスギスしている感じもないです。まぁ、若い選手たちがもっとギラギラしてもいいのかなっていう側面もありますけど」
──丹野選手自身としては、若い頃と今ではだいぶ変わりましたか?
「僕の場合、いろいろなキャリアを積んできたので。地域リーグにも行きましたし、J2では昇格も降格も経験して、一昨年はJ3で若い子たちと一緒にサッカーができました。選手によってさまざまな立場があるのを見てきましたし、その中で自分の役割や考えなければいけないことがあるのは理解しているつもりです」
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