【Voice!】2022年川崎フロンターレ加入内定・佐々木旭
2022シーズンの新戦力として、流通経済大学所属の佐々木旭選手の加入が内定しました。2021年4月3日の川崎フロンターレ対大分トリニータ戦の試合前に加入内定の挨拶を行った佐々木選手に話を伺いました。
──2022シーズンの新戦力として加入が内定しました。現在の心境を教えてください。
「フロンターレは昔からずっと好きだったチームで、そこに自分が入れるということですごく嬉しいです」
──この時期にプロ入りが内定するのは比較的早いと思いますが。
「他のチームからもお話をいただいていたんですが、向島さん(向島建スカウト)に声をかけていただいた時点でフロンターレに行きたいと強く思いました。すぐに返事をしました」
──どういうところが評価されたと思いますか?
「自分としては運動量や攻守の切り替えといったところで評価されたのかなと思っています。去年チョウさん(曺貴裁コーチ[当時]・現京都監督)に鍛えてもらい、走る部分で成長できたと思っているので」
──ずっと左サイドバックでプレーしていたんですか?
「大学では基本的には左サイドバックです。高校のときは中村憲剛さんに憧れてトップ下でプレーしていました。ずっと攻撃的なポジションだったんですが、大学2年の途中から左サイドバックでプレーすることになりました」
──佐々木選手のアピールポイントや、こういうプレーを見てほしいといったものがあったら教えてください。
「最終ラインでのポゼッションからのオーバーラップ、運動量です。あとは足下の技術を見てほしいです」
──流通経済大学出身のフロンターレの選手はフィジカルが強いイメージですが、佐々木選手はテクニック系の印象です。
「ぽくないですかね(笑)。僕は小中高と技術を重点的にやってきたので、そこは大学で他の人と違いを見せられるんじゃないかなと思っています」
──同じく来シーズンの加入が内定している松井蓮之選手(法政大学)とは対戦したことは? 何か接点はありますか?
「ちょうど来週対戦します。まだそこまで接点はないんですが、デンソーカップのときにホテルが一緒だったので少し話をしました」
──加入まであと1年ありますが、大学サッカーでやっていきたいことは?
「大学ではリーグ戦が続くので、まずはそこに集中したいです。それからフロンターレの試合を観て、自分に足りない部分を考えながら来年加入したときに周りの選手と遜色なくできるようにしたいです」
──先ほど等々力の観客の前で加入内定の挨拶をしましたが、緊張しましたか?
「いえ、あの場に立ったら自然と言葉が出てきました。等々力陸上競技場は小学校のときにフロンターレの試合を観に来て以来です。そのとき中村憲剛さんの携帯ストラップを買いました(笑)」
──では改めてサポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
「来シーズンからフロンターレの一員として一緒に戦えることを大変嬉しく思います。入るからにはこのチームに貢献できるよう一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします」
(取材・麻生広郷)