前節の横浜FC戦は1－2で敗戦を喫し、当然出場停止だった脇坂泰斗も悔しい気持ちが込み上げてきた。ただ、いつまでも下を向いても仕方がない。中3日で迎えるルヴァンカップの浦和戦に向けて、選手たちは切り替えて勝利をつかむための準備を取り組んでいる。それにルヴァンカップはグループステージ突破に向けて勝点3が是が非でも欲しい一戦だ。

「みんなでつないできている大会です。もちろん1位通過ではないと、他のグループの勝点を考えても難しいのはみんな分かっているので、勝点3が必要になる。僕たちはリーグ戦もルヴァンも天皇杯もACLも何一つ諦めていない。シーズンを通したなかでも、大事な試合になると思うが1試合1試合で勝ち続けることが大事。リーグ戦で連敗をしているし、アウェイ浦和に乗り込む覚悟も必要。そこのメンタルは次に向かっていくうえで必要だと思っている」（脇坂）

ゴールやアシストでチームを引っ張ってきた脇坂。フロンターレの攻撃にアクセントや相手にとって怖さを出せる背番号14がどれだけのプレーを見せてくれるかも勝利へのポイントになるだろう。そういったなかでピッチの上で、躍動して魅せてくれるのが脇坂という男である。

「多摩川クラシコで自分が退場して勝利の確率を下げてしまって、次の横浜FC戦も出られなくてチームに迷惑をかけてしまった。もう一回、自分が勝たせるんだというところをプレーで表現したい」（脇坂）

今シーズンの大事なゲームの一つであるミッドウィークのルヴァンカップ浦和戦。必ず勝利をつかんで帰ってくる。

（高澤真輝）