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【F通信】高井幸大のプレーは魅力に溢れている

練習中に時折見せるあどけない笑顔に、なんだか癒やされる。キャンプ中の過ごし方について聞いたときも「ゲーム機も1次キャンプのときは持っていてきたけど、ほとんどやらなかった(笑)。だから2次は持ってきていません。だからトランプしたりしていますよ」と白い歯を見せて話してくれたエピソードもなんだか可愛らしい。

そんな高井幸大のプレーは魅力に溢れている。身長192cmのサイズを生かした空中戦の強さや、安定した足元の技術で正確なフィードを前線に送り込んでいく。デカくて上手い──。これからフィジカルが強化され、強さが加わっていくとどんな選手に成長を遂げていくのか楽しみな逸材である。

去年の高校2年生時にプロ契約を締結し、トップチームの公式戦に出場可能な2種登録選手としてトップチームでプレー。ACLでデビューを飾るなど数々の経験をして今シーズンに臨むことができている。だからこそ「去年もやっているし慣れているし、去年の1年間は大きなものになっています」と話すように、プロのスピード感や強度の中で自分の良さをどう出していくかを整理してプレーすることができているのだろう。

また、「シャイなのであまり自分から話をかけられないけど、どんどん話しかけていこうかなって(笑)」と話していたが、色んな先輩選手から声をかけられて練習中に出た課題などを改善していく作業ができているのは成長につながっている。

CBのスタメン争いは熾烈だが「常にチャレンジすることを忘れず、スタメン争いが熾烈ですけど、そこに食い込んでいけるようにやっていきたい」と高井。等々力でデビューを果たし、自らの力を見せつけたい。そして満面の笑みを試合後に見たい。

(高澤真輝)

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