
三笘薫×田中碧クロストーク(note版)
川崎フロンターレ・オフィシャルライターの麻生です。
2020年のシーズン序盤のマッチデープログラムに掲載された三笘薫選手と田中碧選手の対談をnote版として加筆修正したものです。
この対談を行ったのは、2020年シーズン開幕前の沖縄キャンプの最中でした。
三笘選手が大卒でプロ1年目、田中選手が高卒でプロ4年目。選手の立場からすればシーズン開幕を控え、期待と不安が入り混じっていた時期だと思います。
そこから皆さんご存知のとおり三笘薫選手はプロ1年目で大ブレイクし、田中選手は試合を重ねながらどんどんたくましくなり、Jリーグベストイレブンを受賞する飛躍のシーズンとなりました。
また2人とも東京五輪世代なのでそのことにも触れていましたが、結果的に東京五輪は2021年に延期となりました。ひとつの出来事から一気に状況が変わった1年でしたが、過去の話と現在の状況を比較してその変化を感じていただけたらと思います。
(2020年1月9日 商店街挨拶回りにて)
「僕たちフロンターレ育ち。」
筑波大学から加入した三笘薫選手は、川崎フロンターレアカデミー出身。1学年下の田中碧選手とは出身小学校、中学校も同じで、フロンターレU-10、U-12、U-13、U-15、そしてU-18と一緒のチームで過ごしてきました。そんな2人のクロストークをお届けします。
──2人は川崎市宮前区の鷺沼小学校、有馬中学校出身の先輩後輩で、昔からの顔馴染みということですが、最初にお互いの存在を認識したときのことを憶えていますか?
三笘「うーん、どうだったかな…。最初に会ったときの頃はあんまり記憶にないんです」
田中「僕が小学校1年生のときカオルさんが近所に引っ越して来たんですよ」
三笘「いやいや、俺1年から鷺小だし」
田中「あれ、そうだっけ。子供の頃、公園でボール蹴ってたらカオルさんがいて、それから一緒にサッカーをやりは
じめたのは憶えてる。それからたまたま一緒のチームになりました」
三笘「僕が先にさぎぬまSCっていうサッカークラブに入って、小学校2年生のときアオが1年生で入ってきました」
田中「でも、さぎぬまSCでカオルさんと一緒にサッカーをやった記憶がないんですよ。僕は1年生のときから2年生と一緒にサッカーをやっていたんですけど、カオルさんもひとつ上の3年生と一緒にやることが多かったから」
三笘「そうだっけ? アオと一緒にやってた記憶あるけどな〜」
田中「いなかったよ。たまに2年生のチームにいたぐらい」
三笘薫×田中碧クロストーク(note版)
200円

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