沖縄キャンプから合流し、登里享平とマスク芸を披露するなど明るいキャラクターで、いつも笑顔満点のチャナティップは、すでにチームに溶け込んでいる様子。コンディションも少しずつ上がってきているが「まだ完璧ではない」と話しており、終盤に突入している沖縄キャンプで、チームの戦術やチームメイトとの連携などを合わせていきたいところだ。

また、チームメイトや鬼木達監督から言われていることがある。それは「チャナティップらしいプレーをしてほしい」ということ。前所属の北海道コンサドーレ札幌で見せていたスピード感のあるプレーや、味方との連携で相手の守備網を突破していく力が発揮されればフロンターレの大きな力となるはず。そして加入前から連絡を取り合っていたレアンドロ ダミアンからは「自分はポストプレーヤーとしてボールを受けてチャナティップが走ったところに出せるから、どんどん走ってほしい」と伝えられた。2人のコンビはピッチではどんなプレーを披露してくれるのだろうか。期待が膨らむ。

リーグ3連覇をはじめとするタイトルを獲得することを掲げるフロンターレで、チャナティップが成し遂げたいことは「チャンピオンを取ること」。その頂きの景色を見るために、日々のトレーニングから集中して取り組んでいく。

（高澤真輝）