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【Voice!】2022年川崎フロンターレ加入内定・五十嵐太陽

2022シーズンの新戦力として、川崎フロンターレU-18所属の五十嵐太陽選手の加入が内定しました。なお五十嵐選手は8月27日付でU-18に所属しながらトップチームの公式戦に出場可能な2種登録選手として登録をしています。トップチームの練習に参加中の五十嵐選手に話を伺いました。

──トップチーム内定の話を聞いたとき、どんな気持ちでしたか?
「最初連絡が来たときは進路を考えていた時期で、トップチーム昇格が決まって嬉しかったですし、ほっとしました。その話を聞いた瞬間、『行きます』の一択しか頭に思い浮かびませんでした。親にも連絡してめっちゃ喜んでくれましたし、おめでとうと言われました。本当に嬉しかったです」

──U-18での成長が認められたと思いますが、どんな部分が評価されたと思いますか?
「ずっと言われ続けている体作りの部分はまだまだ足りないですが、少しは成長できたのかなと思っています。あとはアカデミーのコーチ、スタッフの皆さんのおかげで、技術面をさらに伸ばすことができました」

──U-18ではどんなポジションでどんなプレーをしていますか?
「トップ下の位置に立って、ゲームを作りながらボールポゼッションにも関わって、なおかつ決定的な仕事もできるような選手を目指しています。けっこう自由自在に動いていると思います」

──いわゆる10番のプレースタイルでしょうか。
「そうですね。ちっちゃい頃から10番で、中学生のときにFWの11番っぽいポジションもやったんですが、今は1.5列目のようなポジションでプレーすることが多いです」

──自分のプレーのセールスポイントみたいなものはありますか?
「ライン間でボールを受けてターンする動きや、相手をかわす技術。あとは局面を打開するプレーが自分の特徴だと思っています」

──脇坂泰斗選手のプレースタイルに少し似ているかもしれませんね。
「そうですね。脇坂さんのプレーはいつも参考にさせてもらっています」

──好きな選手、参考にしている選手はいますか?
「柿谷曜一朗選手(名古屋)です。技術があって、アイディアがあって、違いを出せる選手で、ポジション的には近いので憧れています。フロンターレでは小林悠さんと脇坂さんです。ユウさんは一瞬の抜け出しで一気にゴールに行くことができます。一発でひっくり返すあの動き出しはすごいです。脇坂さんは皆さん見ていてわかると思うんですが、ボールの扱いがすごくうまくて勉強になります」

──影響を受けた指導者はいますか?
「子供の頃から指導を受けてきたコーチ全員ですが、中学3年のときと高校2年、3年のときの監督が長橋さん(長橋康弘U-18監督)でした。僕が最初アカデミーに入った小学校3年生のとき、長橋さんが小学校時代にもっと練習しておけばよかった、後悔しているという話をしてくれたんです。それを聞いてずっと練習してきました。叱ってくれるときはしっかり叱ってくれますし、気持ちを入れて話してくれることを参考にして、自分自身に落とし込んでいました」

──アカデミー時代、よく見ていた先輩はいますか?
「一緒にやっていたこともあって、宮城天君のプレーはずっと見ていました。アカデミーの頃からひとつ抜けた存在で、参考にしていましたし憧れていました。U-18で僕がメンバーに入ったときは、テン君がセンターフォワードをやることが多かったです」

──相模原市出身なんですね。川崎のアカデミーの練習場に通うのが大変だったのでは?
「練習場までけっこう遠かったんですが、ずっと親の力を借りて通っていました。学校からそのまま直接グラウンドまで送ってくれて、帰りは迎えに来てくれました。それがなかったらアカデミーでサッカーを続けることができなかったので、本当に感謝の気持ちしかありません」

──8月からずっとトップチームに練習参加していますが、麻生グラウンドでの日々はいかがですか?
「当然ですが全然レベルが違うので慣れない部分もありますが、毎日いい刺激を受けています。U-18に帰ってからもトップチームでやっていることを基準に取り組まなければいけないですし、違いを出さなければいけないと思っています」

──ここを伸ばしていきたいという課題はありますか?
「ラストパスの質、シュート、フィジカル、ミスを減らすこと。たくさんありすぎます…。トップチームで練習すると、すべてが足りないと感じます」

──U-18に持ち帰りたいというのは具体的にどのあたりですか?
「言ってしまうと全部なんですが、プレースピードだったり、守備での寄せる圧力、あとは技術。そこで違いを出したいと思っています。あとはU-18でプリンスリーグが残っているので、絶対にチームの力なれるよう仕事をしたいです」

──周りからはやはり太陽と呼ばれているんですか?
「ずっと太陽です。名字と名前のどっちもカッコいいと言われます(笑)」

──何しろ嵐と太陽ですからね。トップチームではまだ素の部分をあまり出せていないと思いますが、普段はどんなキャラクターなんですか?
「ピリピリしていないというか、温厚な感じだと思います。たぶん。普段から感情を表に出すようなタイプではないですし、プレー中も良くも悪くも淡々とやるタイプだと思います」

──高校生活の残りをどう過ごしたいですか? またプロに入ってからどのように過ごしていきたいですか?
「高校生活はあと半年ぐらいなので、たくさん思い出を作って楽しかったと思える高校生活にしたいです。あとは今まで応援してくれたサポーターの皆さんに1日でも早く恩返しできるよう、日々努力していきます。応援よろしくお願いします」

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(取材・麻生広郷)

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