【F通信】車屋紳太郎「ジェジエウのためにも、自分ができることを最大限やりたい」
シーズンを通してCBで素晴らしい活躍を見せている車屋紳太郎。持ち味の鋭い読みとスピードなどで守備から攻撃に繋げるプレーは、チームに大きく貢献している。そのパフォーマンスは先発でも途中出場でも安定しているのだから頼もしい存在だ。
そんな車屋とともに、同じCBのポジションで切磋琢磨してきたジェジエウが怪我を治療するためブラジルへ帰国した。もちろんシーズンの最後までプレーしたい気持ちも強かっただけに悔しさもあるだろう。だからこそ車屋は、その思いを背負ってプレーすることを誓う。
「今日、ジェジエウからみんなに一言があった。彼も最後までプレーしたい強い思いを持っていた。怪我をしたとき、泣いていたし、最後まで戦いたかったんだなと、そのときにも強く感じた。ジェジエウのためにも、自分ができることを最大限やりたい。そして全員で天皇杯も獲ってジェジエウに良い報告をしたい」(車屋)
そう力強く語った車屋は「良い状態で天皇杯に入りたい。毎試合、勝ちにも内容にもこだわりたい」と表情を引き締めた。リーグ戦も残り3試合。フロンターレは、一つひとつのプレーに全力で挑み、目の前の試合で勝点3を掴みにいく。そして託された仲間の思いも背負って、最高のプレーをピッチで表現し続ける。
(高澤真輝)