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【F通信】ゴミスの姿勢

“プロフェッショナル”。それがゴミスを表す言葉である。フロンターレに加入してから、なかなかゴールが生まれない日々がストライカーにとって歯がゆい時間だった。それでも1人ひとりに「頑張れよ」と声をかけて、少しでもチームの力になれるように悔しい気持ちも力に変えながらサッカーと向き合ってきた。そんな姿を見続けてきたからこそ、前々節・札幌戦のハットトリックは胸が熱くなった方も多いだろう。

「ゴールが生まれるまでに時間が必要だったし、辛抱強さが必要だった。ゴールが決められない間、苦しい間もチームメイト、監督、コーチングスタッフ、そしサポーターがサポートしてくれた。ストライカーはゴールという仕事をするために毎日働いている。その仕事ができて嬉しい」

あれから前節・G大阪戦でスタメンに名を連ねたゴミスは、札幌戦と同様に前線で体を張ってボールを収めて、周りの選手がプレーやすいようにタメを作る巧みなポストプレーと存在感から相手に脅威を与えていった。敗戦を喫してしまったが、90分を通してポジティブな要素も多く、ゴミスもチャンスを作るなど好プレーを披露した。チームはなかなか流れに乗り切れないが、ゴミスを含めた全員が“ネバーギブアップ”の精神で前を向いて、掲げている目標を目指してトレーニングに取り組んでいる。

そして迎える今週末の柏戦。ホーム等々力で勝利の歓喜でサポーターとともに喜びを分かち合うために。フロンターレのゴミスもホーム戦2連発を狙う。

(高澤真輝)

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