【F通信】瀬古樹「PSGのサッカーから還元できるところはある」
7月20日(水)に国立競技場で行われたパリ・サン=ジェルマンとのクラブ親善試合で後半から途中出場を果たした瀬古樹は、対人の強い守備やゴールへの姿勢を剥き出しにプレーすることで存在感を示した。
また、0-2で追い掛ける展開の中、84分に山村和也のゴールをアシスト。自らがキッカーを努めたコーナーキックのこぼれ球を落ち着いて柔らかいクロスが得点を演出した。ここから出場機会を増やしていく意味でも、大きなインパクトを残した試合にもなっただろう。その中で世界トップクラスのクラブと対戦したことでフロンターレのサッカーを、よりレベルアップしていくヒントも得られたと話す。
「チームとしても、パリ・サン=ジェルマン戦で、感じられたものは普段体験できないものでした。その中で、ボールを一つ運ぶところや、極限まで相手を見たりしていたところはフロンターレのサッカーにも似たようなところもあるので、還元できるところはあるかなと思います」
世界トップクラブとの対戦から、チームとしても瀬古個人としても、どんな成長を見せてくれるのか楽しみだ。
そして今週末からJリーグの中断期間が明け、アウェイで浦和レッズとの一戦から再びリーグ3連覇へ向けた戦いが始まる。「相手ありきではあるが、自分たちのサッカーをすることに一切関わりはない。普段どおりのサッカーをしていきたいです」と瀬古。相手を見ながらゲームを進めてフロンターレらしさを表現することで勝点3をつかんでほしい。
(高澤真輝)