川崎フロンターレ・オフシャルライターの麻生です。

オフィシャルマッチデープログラムに掲載された過去の記事を、期間限定ではありますが順次公開していきたいと思います。

なぜ試合会場で販売しているマッチデープログラムの記事をnoteで無料公開するかというと、ひとつは新型コロナウイルスの影響でスタジアムに来られない方が多くいたからです。

例えば三笘薫選手と田中碧選手の対談の前編が掲載されたのはリーグ開幕戦でしたが、その後Jリーグが中断期間に入ってしまい、対談後編が掲載されたのは中断明けの再開初戦、4ヶ月以上たってからのことでした。

さらにいうと再開初戦は無観客試合だったので会場でマッチデープログラムを販売することができず、オンラインでの販売とグッズショップ販売のみという状況でした。

川崎フロンターレの場合、マッチデープログラムは基本的に試合会場で買っていただくことを想定していて、購入動機としてスタジアムに来た記念という方も多いので観客動員が販売部数に大きく影響します。

税込み400円のマッチデープログラムは印刷された読み物として見れば高額だと思いますが、ざっくりいうと雑誌とは違い映画のパンフレットや同人誌と同じで、売れる時期が限られていて在庫を抱えきれないので、どうしても1冊あたりの制作コストがかかってしまいます。

おかげさまでマッチデープログラムは350号以上続いていて、会場で手にとっていただき試合に向けてテンションを高めていただきたいという制作側の思いがあります。ただし、時代の流れやコロナ禍の現状をふまえると、マッチデープログラムを続けていくための新しい手法を考えていく必要があると思っています。

そういった理由から試験的にマッチデープログラムの過去の記事をnote内で期間限定で公開し、その後は有料アーカイブとして残していくことにしました。

今後noteというプラットフォームを活用し、試行錯誤しながら新しい形での情報発信、表現方法を探っていけたらと思います。