【F通信】大島僚太「大きな拍手があるホームでプレーできるのは痺れる」
前節・鹿島戦の72分。背番号10のユニフォーム着た大島僚太がベンチから見えるとスタジアムは大きな拍手が響き渡った。J1第19節 C大阪戦以来のピッチだ。大島も久しぶりに味わう等々力の雰囲気に「大きな拍手があるホームでプレーできるのは痺れるものがあるなと感じた」と話すように、最高の空気が包まれた瞬間だった。
試合は終盤にかけて押し込まれる展開となり、ボールを保持する時間が多くはなかったものの、相手のパスコースを遮断する動きやプレスをかけるところ。そして、ルーズボールに対しても飛び込んでいき2-1のまま試合終了。しっかりゲームプランを理解して役割を果たした大島もチームの勝利に大きく貢献した。
もちろん現状のコンディションは100%ではないが、自分と日々向き合いながらピッチに立つ準備を続けている。「まずは、自分がチームから離れないように努めることと、色んな選手と会話をしてチームがより迷いなくアグレッシブなサッカーができるようにコミュニケーションをとって、みんなで最後笑って終われるようにしたい」と大島。より自分たちのサッカーを体現していくために、リーグ優勝を成し遂げるために背番号10の活躍に期待がかかる。
そして迎える鳥栖戦に向けて大島は「気持ちの部分で、どちらが主導権をとるか。戦術、やり方の前に相手はガツガツくるイメージがある。ボールを保持するところ、自信を持ってつなげれば、相手のリズムではなくなるのかなと思う」と分析。スタメン、途中出場でも大島が、この試合でも魅せてほしい。
(高澤真輝)