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【F通信】頼もしい高井が帰ってきた

U-23日本代表が臨んだパリ五輪最終予選。どの試合も緊張感があり、試合を観ていてもエキサイティングなゲームばかりだった。そのなかでチームは団結してパリ五輪本大会出場権を獲得し、4大会ぶり2度目の優勝を手にして大会を終えた。

フロンターレから選出された高井幸大もディフェンスラインの中心選手として活躍。屈強なFWに対しても冷静な対応を見せ、ビルドアップから攻撃の起点になるなど燦然とした輝きを放った。今大会のハイライトとも言えるシーンはウズベキスタンとの決勝戦。後半アディショナルタイムにボール奪取から華麗なヒールパスで相手のスライディングを交わしたプレーを起点に決勝点が生まれた。それでもフロンターレに合流して初めての囲み取材の場で「たまたまです」とあどけない笑顔を見せるあたりも飄々としている高井らしい言葉だった。

この国際大会で勝ち上がり、高井自身も「メンタル面は成長できたと思います。いつもよりも緊張感がある大会だったし、良い経験でした」と話すようにピッチ内外で様々なことをピッチで感じ取った。その経験をJリーグの舞台でも発揮してくれるはずだ。

「自分がディフェンスリーダーになってやらなければいけないと思っているので、より一層責任感をもってやっていきたいです」

成長を続ける頼もしい背番号2が、フロンターレに帰ってきた。

(高澤真輝)

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