【F通信】脇坂泰斗「脇坂泰斗はこういうプレーヤーだとアピールしたい」
リーグ前節のガンバ大阪戦で見せた脇坂泰斗のプレーはゴールを決めて等々力初「ズィーヤ」を披露するなど出色だった。
攻守での強度の高いプレーに加えて、中央へのパスなどチャンスを創出。強気なプレー選択でアグレッシブなサッカーを体現させていった。特に素晴らしかったのが2得点目のマルシーニョのゴールにつながったレアンドロ ダミアンへの縦パス。あの鋭いボール配球からのアタックは、まさにフロンターレらしい形だった。
「ボールを持てるゲームは多かったが、持っているだけでは怖くないと感じていた。中を入れることで外も空いてくるので、優先順位は中と迷わず選択するようにしていた。それが2得点目のシーンにも表れたのかなと」(脇坂)
そんな活躍を見せた脇坂はE-1選手権に臨む日本代表のメンバーに選出された。「プレーヤーとして絶対に目指さなければいけない場所、常に目指している場所に入って、何ができるかが一番大事なので、そこにフォーカスしてやりたい。脇坂泰斗はこういうプレーヤーだということをアピールしたい」と気合い十分。サムライブルーの背番号14としての活躍にも期待だ。
ただ、まずは週末に行われる名古屋戦に集中する。「相手は守備が堅いチーム。そこを崩し切るためにタイミングなどをチームで共有するところが大事になる」と脇坂。アウェイの地でも強気に仕掛けて勝点3をつかんでほしい。
(高澤真輝)