【F通信】登里享平「強気に自分たちのサッカーをして勝ちにつなげたい」
第30節の柏戦からスタメン復帰してから安定感を見せる登里。より際立っているのはフリーランニングだ。味方選手のスペースを空けたり、自らがスペースに飛び込んでいくことで相手陣内深い位置へと侵入をしていく。前節の札幌戦でPK獲得を誘発したシーンではインナーラップから巧みな足さばきで橘田健人へラストパスを供給した流れからだった。あのような形がピッチで体現されるのも登里がピッチに立っているからこそ。登里も「自分のコンディションも上がってきているので相手を見てどこでランニングするのか、どこで絡むのか、ゴール前に侵入するのかを頭の中を整理してやっていきたい」と話すように、今後もどのように攻撃を活性化させていくのか注目したい。
今シーズンは残り4試合。自分たちが掲げた目標を成し遂げるためには勝点3を積み上げ続けなければいけない。そのために、まずは今週末に控える清水戦は強い覚悟をもって臨んでいく。「優勝するには4連勝が絶対条件だし相手を上回って、ホームなので強気に自分たちのサッカーをして勝ちにつなげたい」と登里。久しぶりに声出し応援が戻ってくる等々力で、サポーターとともに勝利をつかみたい。
(高澤真輝)