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中村憲剛の引退をプロモーションする ~構想10年、準備2か月の最大ミッション奮闘記~[中編]

バナナ、おフロ、算数ドリル、ゴジラ、南極、宇宙…。今まで様々なトピックのプロモーションを行ってきました。
その多くは1~2年前から、長いもので4~5年くらい前から構想を考え、企画を膨らまして実行しています。
そんな中、中村憲剛が引退しました。僕は中村憲剛引退という最強トピックを実に「10年」もの歳月をかけてプロモーション構想をたてていました。想定外だったのは、その準備期間がほんの「2か月」だったこと!
今回、なぜそんな状況に追い込まれてのプロモーションだったのか「事の経緯」と、自分の持ち合わせているチカラMAX出しきった「引退セレモニー裏話」を惜しげもなく皆さんにお届けします。
30,000字超の大作のため、「前編」「中編」「後編」の3部構成にしました。
コロナ禍&シーズンオフでフロンターレ不足に陥っているサポーターの皆さんや、企画やイベントをどう組み立てるかスポーツプロモーションに興味関心のある人たちに読んでもらえると嬉しいです。
今回、クラブ公式noteの有料展開トライアルも兼ねています。コロナ禍でもJクラブが生き残る新たなマネタイズ手法の模索です。
僕の懐に入れるわけではありませんのでご安心ください(笑)。

天野春果

「中編」Chapter7~13

<chapter7:2つのコンセプトと7つの方針>

準備期間は2か月ととても短かったのですが、僕はケンゴの引退プロモーション内容を10年前からイメージして生きてきたので、まずアイデアを全て書き出してみました。一番最初に書き出しのは「コンセプト」です。

<第一コンセプト>
中村憲剛に携わり、ケンゴのことが好きでケンゴへの想いを持った人で構成すること。ケンゴが川崎で築いた功績が伝わること。

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