【F通信】脇坂泰斗「常に高い水準でやらないといけない」
ACLグループステージ第4節のジョホール戦で決めた素晴らしいフリーキックのゴール。流れるような形から強烈なシュートで今季リーグ戦初ゴールを叩き込んだJ1第12節の清水戦。第13節の福岡戦では正確なコーナーキックからアシストを記録。ここ数試合で目に見える結果を残している脇坂泰斗は、今まさにチームを背中で引っ張っている存在の1人である。
特にキック精度は相変わらず高く、プレースキックに限らず局面を打開するパスは攻撃にリズムを与えてチャンスを演出。脇坂も「キックの精度というか、狙ったところに蹴れている」と話すように手応えも感じている様子だ。ただ、満足するつもりはない。目指している高みはさらに上にある。
「ゲームに影響を与える選手になりたい。そういった選手になるためには、常に高い水準でやらないといけないと思ってやっているし、もっとゲームを決められるように、膠着を破れるようになる選手になれればと思っています。まだまだです」(脇坂)
これまで以上にセットプレーも含めて得点につながるプレーを増やせるように練習後にはボールを蹴って日々、努力を積み上げている。そんな脇坂が、これからどんな選手に成長していくのか楽しみだ。
そして次節は前節の神戸戦から中2日で鳥栖戦を迎える。「非常にアグレッシブにやってくるチーム。そこで負けないで、質と回数で上回っていけるようにやりたい」と脇坂。タフなゲームが予想されるが、勝利をつかんで勝点3を持ち帰りたい。
(高澤真輝)