【F通信】小林悠がフロンターレを熱くさせる
7月26日(水)から全体練習に合流した小林悠が先週末のFCバイエルン・ミュンヘン戦でスタメン出場し、試合後のミックスゾーンでは開口一番に「楽しかった」と白い歯を見せていた。久しぶりのピッチで一つひとつのプレーの感触を確かめながら体を張ってポストプレーや一瞬でマークを外してトラップが成功すれば決定機になるチャンスを創出。それらのプレーだけではなく頂点に存在感のある背番号11がいてくれることはチームにとって大きなプラスとなっていた。
トレーニングでも誰よりもサッカーを楽しんでいるのが小林だろう。チームメイトとボールを触る喜びを噛み締めているかのように笑顔が溢れ、シュート練習では1本1本にこだわって“俺が試合に勝たせるんだ”という気迫を麻生グラウンドでも感じることができる。その姿を見ているからこそ、ここからさらにコンディションを上げてゴールを奪ってくれる期待感が大きくなってくる。
「練習から声を出して、途中出場でも相手が疲れているときに結果でチームに貢献できるようにやっていきたいです」(小林)
シーズンも過酷な夏の戦いが始まっているが、この猛暑を上回る熱い男がようやく帰ってきた。ここから小林がフロンターレを熱くさせる。
(高澤真輝)