【F通信】山内日向汰「チームに勢いを」
「僕がチームに勢いをもたらしていかないといけない存在だと思っています。自分が”なんとかしてやるんだぞ”という気持ちを前面に出して、自分が先頭に立って走っていきたいです」(山内日向汰)
その思いは前節の磐田戦も伝わってきた。何度も仕掛けたドリブルが2点目にもつながるなど、チームにリズムをもたらしていった。なによりも攻守でアグレッシブに走り回る姿は頼もしく、逞しかった。
振り返ると自分らしさを出せず不完全燃焼で終わってしまった試合や前半で交代する悔しい経験もした。それでも前を向いて心が折れそうになってグッとこらえて自分に矢印を向けた。磐田戦でも証明したように、確実に成長の一歩を踏んでいる。
「僕は1日1日の積み重ねを大事にしています。もちろん1日で成長はできないけど、だからといって『1日ぐらい大切にしなくてもいいか』となってしまえば、いつか天と地の差が出てしまうと思うんです。だから僕は毎日未来に目を向けて、少しでも成長しようと取り組んでいます。そういったことを積み重ねて僕は成長していきたいと考えています」
そのなかでこだわりたいのが結果を出して勝利に貢献すること。なかなか勝ち切れない状況が続いているからこそ“自分がやっているんだ”という思いも強まっている。
「自分が結果を出すことでチームは勢いづくと思うので得点にこだわってやっていきたいです。そして毎日の練習を積み重ねて結果を出して、サポーターと喜びを分かち合いたい。ここから巻き返していきたいです」
厳しい夏の3連戦。背番号26のプレーがフロンターレの勢いを加速させる。
(高澤真輝)