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【マッチデープログラム376】2021.4.18.Jリーグ第10節vsサンフレッチェ広島

川崎フロンターレのホームゲームで販売されている試合観戦ガイド「オフィシャルマッチデープログラム」を、note版としてお届けします。

本誌とは若干構成が変わり、記事ページを中心に本誌には掲載されていない試合前選手コメントや加工前のオリジナル画像もアップされています。

今節はリーグ第10節サンフレッチェ広島戦です。

表紙インタビューは脇坂泰斗、クロストークは宮城天と田邉秀斗の後編。試合に向けた鬼木監督メッセージ、試合のみどころ、対戦チーム紹介、試合前コメント、脇坂泰斗コラム、Q&Aふかぼり企画・橘田健人といった記事を掲載しています。

試合会場にお越しいただく方も、お越しいただけない方も、観戦のおともに、試合の振り返りに、お手元のスマートフォンまたはタブレット、PCでご覧ください。

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■脇坂泰斗インタビュー
「自分の中での変化を前向きにとらえ
プレーの質や内容で示していきたい」

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後ろからの配球を巧みに足下に収め、流れるように前を向く。 攻撃の起点になるだけではなく、献身的にハードワークを続ける。日本代表で感じたもの、自身の変化をピッチで表現する。

――ここまでチームは好調を維持しています。チーム状態をどのように感じていますか?
「一度引き分けはしましたけど、その後の試合で引きずることなく連勝できているのは良いことだと思います。特に毎試合、活躍する選手が変わるというのはフロンターレの強さだと思います。また、フロンターレはスロースタートだと言われていた中で、そういうのを払拭できているところを見ても、昨年の圧倒的な優勝に満足しないフロン
ターレの良さが出ていると思いますし、チームの向上心の高さが無敗につながっていると思います」

――今年は昨年に続き、難しい試合を勝ち切る強さも見られていますね。
「そこはシーズンが始まる前から感じていたところでもあります。やはり昨年より相手から対策をされるとは思っていました。それもあって、なかなか点が入らない展開や劣勢な時間が続くこともあるなと全員が思っていたと思います。ただ昨年の記録を含め、自分たちで自分たちの殻を破っていく意味でも、そういった相手にどんどん勝っていこうとシーズンをスタートさせていました。キャンプの時からそういった準備をしてきたことが結果に出ていると思います」

――今年、脇坂選手自身はどんな思いを持ってシーズンに入ったんでしょうか?
「まずキャンプのときに副キャプテンになったのが、ピッチ内外で大きく変わったところになります。年下の選手も増えましたし、ケンゴさん(中村憲剛)も引退されて、自分たちがチームを引っ張っていかないといけない、
一緒に成長していかないといけないという思いを持っていました。その中で副キャプテンを任させれたことでより責任感も出ましたし、ピッチ外のところでより貢献したいという思いは強くなりました。一方、ピッチ内のところでは自分が引っ張り上げるのではなく、自分の成長の中でチームと一緒に強くなっていきたいと思っていました。そのためには自分の成長が絶対に必要になってくる。副キャプテンになったからといってチームのことばかりにならず、自分の成長がチームのためになるという位置付けでやっています」

――それを踏まえて、ここまでの自分の歩みはいかがですか?
「やはり足りないところが多いと思います。満足できない、まだまだだなと思います。ゴールやアシストといった数字も少ないですし、出場時間ももっと長い時間出て貢献したい思いがあります。連戦の中でフレッシュな選手がたくさん出ることはうちの良さでもありますけど、やはり1人の選手としては長く試合に出たい。そういう意味では全然満足できていません」

――やはり数字はもっと求めたいと。
「そこは全然足らないと思います。そもそもチャンスを作る回数自体も少ないと思っています。ラストパスもそうですし、シュートも足りないと思っています。そのためには味方が出しやすいポジショニングや、もっと自分がラストパスを出せるような位置にいられるようになっていかないといけません。それに攻撃の選手だからと言えど、攻守に貢献し続けていればフルでも出られると思っています。一つ課題を挙げるとするならば、前半で決め切る、ゲームを終わらせるくらいのパフォーマンスを残すことが必要ですね。前半は一番相手が対策してきますし、もちろん元気もありますけど、それを超えていく、破っていくためには、そこで決め切ることが大事だと思っています」

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