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【F通信】小林悠「得点にフォーカスできるようになったのはケンゴさんのおかげ」

4月25日(月)、小林悠選手が報道陣のオンライン取材に応じ、前節のジョホール戦について、そして自分自身の熱い思いを語りました。

ACLグループリーグ第3節のジョホール戦は絶対に勝たなければいけない試合だった。いつだって、こういう時に得点を取ってチームを勝利に導いてくれるのが小林悠だ。この試合もピッチ上で目をギラつかせて貪欲にゴールを狙い続けるプレーは、チームに勢いとパワーを与えて2得点の活躍で勝利に貢献。1点目も2点目も素晴らしい動き出しからストライカーらしいゴールを決めて見せた。

「スタメンでのセンターフォワードは今年初でした。やっぱり真ん中で出たい気持ちが強い中で、今シーズンは難しい時期が続いて、このタイミングでチャンスが来て結果を残せなかったらサイドをやるのも仕方ないと思っていました。とにかく結果にこだわってやって2得点を取れて良かったと思います」

今シーズンは、サイドでのプレーや出場機会も多くはなく、ストレスやもどかしさ。そして、ベテラン選手として周りのことを考え、チームがどう勝つかにフォーカスするあまり得点への貪欲さを失いかけていた時期もあったという。そんな様々な葛藤があった中、中村憲剛氏から電話が鳴った。「歳を取ることを受け入れてはダメ。ベテランだからこそ抗っていかないと試合に出るのは簡単ではない。お前はもっとギラギラしてピッチに入っただけで何かやってくれる目つきがユウの良いところ」。この助言が、小林の胸に再び火を灯した。

「怒りや不満をパワーに変えてピッチ内でギラついたり、ゴールへの執着心をぶつけることで自分は生きてきました。もう一回抗っていかないといけない。昨日のジョホール戦のように自分の得点にフォーカスできるようになったのはケンゴさんの助言のおかげです」

次節はACLグループリーグ突破へ大一番となる蔚山現代FC戦。前節とは異なり夕方のキックオフで気温も高い環境化での試合になるだろう。ただ、フロンターレには「ゴールを決める自信がある。チームが勝つことと、自分のゴールをイコールにしたい」と話す暑さにめっぽう強い“夏男”小林悠がいる。目をギラつかせた熱きストライカーが勝利へと導いてくれるはずだ。

(高澤真輝)

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