直近のリーグ戦、G大阪戦はフロンターレらしさ全開で前半から4得点を奪取した。その火蓋を切ったのが流れるようなパスワークから決めたレアンドロ ダミアンのゴールだ。さらに、2得点目をアシストした形も中央にボールを差し込んでから始まるアグレッシブなスタイルを前面に出したシーンでもあった。その他にも相手を圧倒したフロンターレ。ダミアンも大きな手応えを感じたという。

「フロンターレらしさ、特長をピッチの中で表現でき始めている。一時期は自分たちのスタイルでサッカーができないこともあったけど、最近は自分たちがやってきたことを、やれるようになってきた。全員が素晴らしい試合をすることができた。引き続き、自分たちがやるべきことをやれば自然と結果につながってくると思うので、しっかりやっていきたい」

好調をキープしたままリーグは中断期間に入り、フロンターレは20日（水）に国立競技場で行われるクラブ親善試合、パリ・サンジェルマン戦に臨む。「自分たちもサポーターのみなさんにも楽しんでいただける試合になると思う。ピッチの中で色んなことを吸収できるようにやっていきたい。楽しみながら良いゲームをしたい」とダミアンは意気込むように、世界トップクラスの選手たちとマッチアップすることで得るものも多くあるだろう。その中で、見ている人がワクワクするようなフロンターレらしいサッカーを披露したい。

（高澤真輝）