【F通信】家長昭博「開幕から優勝は意識していた。その優勝への思いは最終節も変わらない」
シーズンを通して圧倒的なパフォーマンスでチームを支え続けている家長昭博。チャンスをクリエイトする味方とのコンビネーションや、時間を掌握するボールキープ。さらにゴール前ではキャリアハイとなる12ゴールを挙げるなど常に勝利のためにプレーする背番号41の活躍があったからこそ現在の順位にいることができるのだろう。そんな大きな背中に引っ張られるようにチームもシーズンを通して成長していったのも大きかった。
「チームとしては勝った試合も多かったが、今年は負けも引き分けも多かった。色々な経験ができたことがプラスだし、色んなものを個々で感じたと思う。チームの成長は俯瞰して見えていないが、各々が粘り強くできた。失敗から学んだこともあるし、成功で自信を深めたところもある。今シーズンだけではないけど、一つずつ前に進めたと思う」(家長)
一歩ずつ自分たちと向き合いながら勝点を積み上げてきたことで、逆転優勝の可能性を残して迎える最終節のFC東京戦。当然、緊張感やプレッシャーも感じるだろうが「開幕から優勝は意識していた。その優勝への思いは最終節も変わらない。1試合1試合、優勝を目標にやっていたのでその延長線上かなと思う」と家長が話すように、ここまで大きな目標を掲げて目の前の試合で勝利することだけを考えて戦ってきた。自分たちのサッカーを体現し、今シーズン最後の90分間に全てをかけて最後に最高の瞬間が訪れるのを待つだけだ。
(高澤真輝)