【F通信】佐々木旭「そこまで走るのか、と言われるくらい走りたい」
前節の広島戦でスタメンに名を連ねた佐々木旭。7月9日以来の公式戦ということもあり、当然プレッシャーも感じていただろう。ただ、努力は嘘をつかない。常に前向きに自分の課題と向き合いながらトレーニングに臨んできたからこそ、等々力のピッチで輝きを放った。強度の高い守備から強気な姿勢でニアゾーンへ侵入、またはドリブル突破からのシュート。目に見える結果として先制点をアシストし、4点目を演出する突破を披露するなど以前よりも逞しく成長した姿が、そこにはあった。
「試合に出られなかった期間で筋トレも普段よりも多く取り入れてやっていました。球際も意識で変わると思っているので、それがいい方向に出たのかなと。あとは試合に出られていないときにコーチ陣からプラスの声をかけ続けてくれました。その中でシュウヘイさん(寺田コーチ)とのマンツーマンの自主練でクロスやクリアの練習に付き合ってもらっていたので、感謝しています」
そしてミッドウィークには中3日で名古屋戦を迎える。「両サイドの選手がガンガンしかけてくる。走り負けないことがまず大事になると思います。自分がどんどん追い越していって、そこまで走るのか、と言われるくらいに走りたいです」と佐々木。90分間、力強く走って左サイドを駆け回ってチームの勝利を呼び込むプレーに期待したい。
(高澤真輝)