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【マッチデープログラム383】2021.9.26.Jリーグ第30節vs湘南ベルマーレ

川崎フロンターレのホームゲームで販売されている試合観戦ガイド「オフィシャルマッチデープログラム」を、note版としてお届けします。

本誌とは若干構成が変わり、記事ページを中心に本誌には掲載されていない試合前選手コメントや加工前のオリジナル画像もアップされています。

今節はリーグ第30節湘南ベルマーレ戦です。

表紙インタビューは前節鹿島戦でJ1初ゴールを決めた宮城天選手。対談企画はプロ13年目の同期、登里享平選手と安藤駿介選手のクロストーク前編をお送りします。

また試合に向けた鬼木監督メッセージ、試合のみどころ、対戦チーム紹介、試合前コメント、脇坂泰斗コラムといった記事を掲載しています。

試合会場にお越しいただく方も、お越しいただけない方も、観戦のおともに、試合の振り返りに、お手元のスマートフォンまたはタブレット、PCでご覧ください。

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■宮城天インタビュー
「結果や数字を求めてチームに還元する
慣れ親しんだ等々力で持ち味を出したい」

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川崎フロンターレアカデミーで育ち、先輩たちの背中を追いかけてきた。プロ1年目はJ3で実戦経験を積み、そのプレースタイルに磨きをかけた。2021年、慣れ親しんだユニフォームをまとい、ピッチを駆ける。

─シーズンは終盤戦に入り、リーグ戦は残り10試合を切りました。開幕してからこれまでのチームの戦いぶりをどう見ていますか?

「シーズン前半戦はリーグ戦で首位を独走していて、相手を圧倒するような試合が多くて純粋にすごいなと思っていました。僕は最初の頃メンバーにも入っていなくてスタンドから試合を観ていたんですが、自分が試合に関わっていくにはこれだけのレベルのプレーをしなければいけないんだと身が引き締まる思いでした。中断期間にカオルさん(三笘薫/現ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)やアオさん(田中碧/現フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)が海外に移籍して、怪我人も多くて、そういう面では少し停滞している感もありますが、人が抜けたら新しいサッカーをしなければいけません。今は新しいチームの形を作っている最中で実際に良くなっている部分もあるので、チームとしてまた勝点を積み上げていけるんじゃないかなという楽しみがあります」

──ルヴァン杯、ACLとふたつの大会を落としてしまいましたが、韓国遠征から帰国しての初戦、徳島戦(第29節○川崎3-1徳島)で勝利したのは大きかったのでは?

「そうですね。ACLラウンド16蔚山戦の前から90分、120分では負けていないですけど勝ち切れない試合が続いていました。韓国遠征から帰ってきてバブル方式の行動を制限された生活で、みんな移動や連戦の疲労があると思います。そんな中でアウェイ徳島戦で勝利して、嫌な流れを切ることができました。最近なかなか波に乗り切れない中でフレッシュな選手も出場して、チームの底力を見せることができたと思いますし、自信になったと思います。今まで負けないことが大切だと思っていましたが、やっぱりそれ以上に勝ち切ることが重要なんだなと。リーグ戦は横浜FMが迫ってきた状況ではありますが、そういうことを抜きにして1試合も負けたくないというチームの共通意識があります。そういう意味でも、徳島戦はチームに弾みをつけられるような1勝だったんじゃないかなと思っています」

──ACLではウズベキスタン、韓国と遠征し、隔離生活も経験しました。

「試合自体はそこまで多く出場したわけではないですが、長期遠征も隔離生活も初めての経験でした。トップ中のトップの選手は、こういう厳しいスケジュールを繰り返しながら試合に挑んでいるんだなと。コンディション調整の仕方も含めて、自分はまだまだだなと感じました。ただ経験値としてはプラスになったので、今後に生かしていきたいです」

──宮城選手個人としては、6月あたりから出場のチャンスが巡ってきました。

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