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F通信note版

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川崎フロンターレ公式アプリ「モバイルフロンターレ」内の「F通信」よりピックアップした記事や映像をお届けします。
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2023年2月の記事一覧

【F通信】瀬古樹「気負うことなく伸び伸びと自信をもってできている」

「逆転しにいくぞ!」 前節の鹿島戦。1点ビハインドのなか、79分に途中投入された瀬古樹に対して鬼木達監督から強い言葉をかけられた。その気持ちは瀬古も同じ。勝利をつかむために、チームのために自分にできることを全て出し切ろうとピッチに立った。その姿勢があったからこそ、82分に退場者が出て、数的不利になってしまう状況になろうとも自分のよさを表現して、チームに力になっていく。 攻撃から守備への早い切り替えや、落ち着いてボール保持から相手を剥がすパス。そして同点弾につながるCKのキ

【F通信】遠野大弥「僕の特徴を生かしつつ自信につなげたい」

2月17日(金)に開催されたJリーグ開幕戦の横浜FM戦。遠野大弥はインサイドハーフのポジションからハードワークをしてゴール前にも飛び出すなど攻守でチームを支えた。特に印象的だったのは19分。デザインされた攻撃から佐々木のラストパスに抜け出した遠野がシュートを放った場面だ。周りとのいい距離感から生み出したスペースにボールを呼び込む。遠野ならではの動き出しからの決定機創出だった。 「僕はFWやワイドとの関わり方を意識しています。ビルドアップもそうだけど、より前に入ったときに自分

【F通信】山田新 練習試合で2ゴール!

2月17日(金)に行われた横浜FMとのJリーグ開幕戦。2点を先行されるなかで投入されたのが大卒ルーキーの山田だった。プロサッカー選手として立つ等々力のピッチは高揚感と緊張感が入り交じり、いつもとは違う空気感を感じたという。 「普段とは違う緊張感があった。高まりすぎる部分もあったので、冷静さも必要だと感じました。ああいった試合展開で途中から出たときに、戦うところと冷静にやるところを分けて戦うことが重要なんだと感じました」 最初は誰もが通る道だろう。だからこそ、この経験は次へ

【F通信】宮代大聖「貪欲にプレーする。一生懸命プレーする姿を」

よりスケールアップしてフロンターレに帰ってきた宮代大聖。徳島と鳥栖に期限付き移籍していた2年間は「どちらかと言うと試合に出続けてつかんだ感覚もある。自分のもっているものを出せる試合や場面が多かったので、そういう経験が自分の成長につながったと思う」と話すように、自信に満ち溢れたプレーを練習中から披露している。キレ味の鋭い動きからパンチのあるシュートや、相手を交わしてゴールを射止める技術。そしてボールを収めて味方との連携からゴール前に入っていく動き。宮代らしいプレーを試合でも発揮

【F通信】脇坂泰斗「今年も積み上げて勝てるチームにしていくことが大事」

沖縄キャンプから帰ってきたフロンターレは2月17日(金)の開幕戦に向けて麻生グラウンドにてトレーニングに励んでいる。 今シーズンはチームとしても新しい戦術にも取り組んでおり、より攻撃的なサッカーを見られるだろう。そんな新しい形をチャレンジしていくことで感じている楽しさとは。脇坂泰斗が言う。 「2020年に4-3-3に取り組んだときと似ています。最初は『これができるのかな?』と思ったところもやってみることがすごく大事。もしチームで『無理だろ』と思っても、まずはやってみる。そ

【F通信】高井幸大のプレーは魅力に溢れている

練習中に時折見せるあどけない笑顔に、なんだか癒やされる。キャンプ中の過ごし方について聞いたときも「ゲーム機も1次キャンプのときは持っていてきたけど、ほとんどやらなかった(笑)。だから2次は持ってきていません。だからトランプしたりしていますよ」と白い歯を見せて話してくれたエピソードもなんだか可愛らしい。 そんな高井幸大のプレーは魅力に溢れている。身長192cmのサイズを生かした空中戦の強さや、安定した足元の技術で正確なフィードを前線に送り込んでいく。デカくて上手い──。これか

【F通信】大関友翔 プロサッカー選手として成長するための行動

対人形式のトレーニングで何度か「おっ」とするプレーを見せてくれるのが大関友翔。狭い局面でも技術を生かして決定的なパスを出すなど相手の逆を突くプレーに目を奪われる。 その中でチャレンジし続け、プロの高い強度に食らいつこうと毎日「もっともっとやっていかないといけない」と常に自分に矢印を向けて日々サッカーと向き合っている姿が大関らしい。それも、ただ課題などを自分の中だけに閉じ込めて自問自答するだけではなく、どのように改善や向上をさせていけばいいのか積極的に先輩選手とコミュニケーシ

【F通信】松長根悠仁のコミュニケーション能力の高さ

キャンプ中から先輩たちに可愛がられているのが松長根悠仁。全体練習後に先輩から「やるぞー!」「ロングボール蹴ろうぜ!」などと誘われると「やりましょう!」と笑顔で承諾する。そんな光景を何度も目にしてきた。すぐに人の懐に入れるコミュニケーション能力の高さは随一だ。そこから先輩たちに様々なことを聞いて学び、プレーに生かすことができているのは成長するためには大事なポイントの一つである。 そんな松長根は練習試合の名古屋戦で得点を決めるなど積極的にプレー。トレーニングでも必死にボールへ食

【F通信】名願斗哉のプレーは観る者を魅了する

端正な顔立ちでスラッとしたスタイルの名願斗哉が、グラウンドでボール触っている瞬間は思わずシャッターを切ってしまう。それはフォトジェニックな面もあるが名願が醸し出す雰囲気もあるのだろう。見ている人は試合中に「早く名願にボールが回らないかな」と期待し、得意のドリブルから相手を切り裂いたときに興奮をする──。一つのプレーで観る者を虜にさせることができる名願の力に等々力のサポーターも魅了されるはずだ。 そんな期待のルーキーの良さはドリブルだけではない。「ドリブルだけでは相手も分かっ

【F通信】山田新のニックネーム

スピードとパワーを駆使してグングンとゴール前へと迫っていく山田新。昨年は特別指定選手としてルヴァンカップ準々決勝第1戦でデビューし、インカレMVPに輝いた逸材は今シーズンのルーキーイヤーから活躍が期待されている。 キャンプ中からも積極的にアピールし、実践形式の練習でも果敢にゴールを狙うシーンも数多く見られている。フロンターレの新たなストライカーとして名乗りを上げようとしている選手の一人だ。 そんな山田が「早く解決したい…」と話しているのがニックネーム問題。チームメイトから