■決勝点は FW13 髙橋宗杜！

プレミアEASTも残り2試合。フロンターレU-18は逆転優勝に望みをつなぐために、今節は負けられない一戦でした。試合は拮抗した展開が続くなか、ゴールネットを揺らしたのがプレミアで初のフル出場を果たした髙橋宗杜選手。62分に岡崎寅太郎選手のラストパスをスライディングシュートで決勝点を奪いました。

そんな髙橋選手は一言で表すとしたら”応援したくなる選手“。無尽蔵のスタミナを駆使してピッチを駆け回り、熱いパッションを前面に出してゴールを狙うプレースタイルは見ていて気持ちが動かされます。

フロンターレのユニフォームを着てプレーをしたのはU-15のとき。その当時から「フロンターレは技術が上手くなくてはいけないと思い込んでいた」時期もあったそうですが、辿り着いたのは自分らしいプレーを表現することでした。

「やっぱり自分のよさを出すことが大事だと思います。僕は周りに比べて上手い選手ではないけど、強さを見せられるし、走ってハードワークすることができる。そこでチームに貢献していきたいんです」（髙橋選手）

今やプレミアリーグで得点を決められる選手へと成長を遂げた髙橋選手は誰よりも練習して、誰よりも一生懸命に自分ができることをやってきました。その力の源になっているのは両親の支えです。

「僕の家は川崎から遠い場所にありますが、両親がいい環境を作ってくれているんです。生田で筋トレできない日でも家の近くにあるジムで走り込んだり筋トレをしたり。そういったことを小さな頃からやらせてもらっています。だから僕は誰よりも環境がいいなかでサッカーができていると思うので感謝しかありません」（髙橋選手）

髙橋選手がフロンターレU-18として戦う時間も残りわずか。等々力陸上競技場で行われるプレミア最終戦も観る人の心を動かす活躍を見せてほしい。

■試合レポート