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【F通信】ソンリョン「フロンターレのプライド」

前節の柏戦、7試合ぶりのスタメン出場でゴールマウスに立ったGKチョン ソンリョンはまさに守護神だった。

何度も浴びるシュートをセービングで跳ね返し、マテウス サヴィオのミドルシュートがGKに到達する直前にコースが変わったボールを右足1本で止めた場面は圧巻だった。ただ結果は1-1の引き分け。もちろん悔しさもあるが、背番号1が見せた鬼気迫るプレーの数々から、以前に話していた言葉を思い出す。

「グラウンドで命を取られるぐらいの覚悟をもって、自分たちは崖っぷちなんだ、窮地なんだという意味を込めて、ここ最近は黒いテーピングを巻いている。そういう気持ちで準備してい」

自分たちの現実を受け入れて、勝つためにトレーニングから真摯に取り組む。そうやってソンリョンは在籍9年目の今シーズンも強い思いで戦ってきた。

「ここは僕にとってファミリー、家のような場所だし、フロンターレに対して深い愛情をもっている。僕たちは全員がフロンターレのエンブレムを胸に戦っているし、多くのサポーターの熱い応援を背に、フロンターレのプライドをもって最善を尽くしたい。そして全員が1つになって戦っていきたい」

今週末は名古屋とのホームゲーム。U等々力に集まるファン・サポーターの声援を力に変えて熱い気持ちを前面に押し出して勝利をつかみにいく。

(高澤真輝)

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