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【F通信】山村和也がチームの助けとなる

いまチームにとって何が必要なのか。いま自分は何をするべきなのか。常に考えて試合に向けて準備を続けているのが山村和也だ。現在、フロンターレは公式戦3連勝を達成して勢いにのっているが、それは試合のピッチに立っている選手だけの力がもたらしたのではない。山村のように多くの出場機会が多くはないなかでも、トレーニングから真摯に取り組む姿勢が全体にいい影響を与えている。

シーズンはこれから終盤に差し掛かっていき、過密日程の戦いが続いていく。もちろん山村の力がピッチで披露する機会も増えていくだろう。特徴である空中戦の強さや、経験豊富な巧みな対人戦でボールを奪う能力もそうだが「僕は後ろからのビルドアップからズレを作って最初の起点となる動きを意識している。それがゴールにつながることもあるが、僕が得点を取るというよりもチームが得点を取れるように最善の動きをしていきたい」と語るように、攻撃に厚みをもたせるプレーも強みである。

これまで大事な場面でゴールを決め、今シーズンで言えば天皇杯準々決勝の新潟戦。延長戦で山田新が挙げた2点目につながったのも背番号31がスルスルと前線に上がったことで生まれた。今後もゲームの流れを読んで前に出ていくプレーはフロンターレの力になるはずだ。

今週末はリーグ戦の新潟戦、そして中2日でACLグループステージ第2節の蔚山現代戦がある。スタメンでも途中出場でも勝利を手にするために背番号31がチームの助けとなる。

(高澤真輝)

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