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【F通信】宮城天 攻撃の幅

今シーズン、期限付き移籍先の山形から復帰した宮城天。昨年の怪我の影響でリハビリスタートとなっていたが「怪我をする前の自分に戻れてきている感覚がある」と話すように徐々にコンディションを上げ、先週末に行われた練習試合でもフル出場を果たして1ゴール1アシストの活躍を見せた。

ウイングで仕掛けながらも1つ中央のレーンに入ってボールに関わりながらゴールを狙う──。ドリブラーの印象も強いが、様々な形からゴールに関わるプレーを見せられているのは一歩ずつレベルアップしている証拠である。

「より成功確率が高いプレー選択を選ぶようになった。ポジションはウイングだけど外に張っているだけではなくて、中に入って自分が点を取れる位置にいることも大事にしている。今まではドリブラーというイメージが強かったと思うけど、僕はゴール前で生きるタイプでもあると移籍を経験して感じた。もっと自分が点を取れるチャンスがあるので、継続してゴールを意識しながら攻撃の起点にもなっていきたい」

だからこそ、自らに課しているものも掲げている目標も高い。

「僕はゴールを毎週取れるくらいになりたい。僕のなかでドリブルは1つの手段。そのなかでゴールを取る得点感覚が自分にもっている才能だと思うので、そこを出すために日々考えながらやっている」

自分に矢印を向けながら公式戦で躍動するための準備を続ける宮城。U等々力のピッチでチームを勝利へと導く姿に期待したい。

(高澤真輝)

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