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【F通信】宮代大聖 ゴールへの思い

ACLグループステージ第4節のBGパトゥム・ユナイテッド戦の試合終了間際。山根視来のロブパスに抜け出した宮代大聖がボールにバックスピンをかけながら放ったループシュートでダメ押しとなる4点目を奪った。「イメージ通りでした。練習からGKの空間を見る練習をしていたので、それが生きたのかなと思います」と話すように、シュートを打つときに意識していたGKとゴールまでの空間を把握し、宮代らしい高度な技から生まれたゴールだった。

もちろん、そういった技術があったからこその得点だったがゴールへの強い飢えがもたらしたものでもある。ここ最近はスタメン出場する機会が多くはなくなり、途中出場する試合も多くなってきた。自分の存在感を示すためには目に見える結果を出さなければいけない──。その思いの強さは日を増すごとに強くなり、J1第30節の福岡戦でのゴールなど結果につながってきている。

「いまは途中出場が多くなってきているので、FWとして少ない時間で点を取らないといけないし、そういう仕事をしないといけないと思っています。だから点を取れていることは自信にもなっているし、継続していきたいです」(宮代)

ただ満足する素振りも見せず、さらなる高みへの階段を登っていくためにサッカーと向き合い続けるのが宮代という男。練習中も全体練習が終わったあとも一つひとつのシュートにこだわって取り組み、チームのために、自分が成長していくためのゴールを奪うために懸命にボールを蹴り続けている姿が麻生グラウンドにはある。

「もちろんスタメンで出たい気持ちがあるけど、与えられた時間で結果を出すことがチームのプラスになるし、自分のポジティブな要素として出てくると思います。これからも結果を出し続けたいです」(宮代)

ストライカーとして──。残された試合でゴールを奪い続けることで、自分の力を示す。

(高澤真輝)

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