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【F通信】田邉秀斗が感じる手応え


怪我で長期離脱していた約4ヶ月。田邉秀斗はサッカーに飢え続けていた。クラブハウス内でリハビリをしている期間では、グラウンドに顔を出して「早くサッカーやりたいなぁ」と呟きながら練習を眺めている時間もあった。あれから地道にリハビリを続け、徐々にボールを蹴れるようになってくると、どんどん表情が晴れやかになっていった。その姿は見ているほうも嬉しい気持ちになったと同時に“本当にサッカーが好きなんだな”と改めて感じた瞬間でもあった。

そして7月下旬に復帰を果たすと、今まで悶々としたものを解き放ったかのようにチームメイトとサッカーを楽しみ、長期離脱から復帰後とは思えない体のキレやボール技術を披露していた。それは、田邉自身も手応えを感じているところでもある。

「体力的なところは上がり切っていないですが、ボールフィーリングやスプリントの感触がいいと感じています。試合前のフォーメーション練習でもすごく調子がよかったので、それぐらいまで体を戻せることができているのは大きなことかなと思っています」

親善試合のFCバイエルン・ミュンヘンも途中出場を果たし、天皇杯ラウンド16の高知ユナイテッドSCでは遠征メンバーに帯同するなど徐々にコンディションも上がってきている。今後は、厳しい連戦が待っているだけに田邉の力はチームにとって大きなプラスになるはずだ。

(高澤真輝)

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